こどもとIT BookLab
生成AI時代を生きるための教養書、言語学者・川原繁人氏の『友だち以上恋人未満の人工知能』
2026年2月26日 07:30
株式会社KADOKAWAは、2026年2月16日に『友だち以上恋人未満の人工知能 言語学者のAI倫理ノート』を発売した。生成AIの急速な普及に伴って高まるさまざまなリスクに対し、「AIをどう使うか」だけではなく、「AIとどう関係を結ぶか」という視点からAIリテラシーを問いかける、新感覚のAI倫理入門書だ。
生成AIが日常生活・学習・仕事のあらゆる場面に入り込み、子供も大人も「AIとどう付き合うか」を避けて通れなくなっている。便利さを感じる一方で、「頼りすぎていないか」「子供にはどこまで使わせていいのか」と迷う保護者や教員も多いのではないだろうか。
同書は、著者とAIが共作した「AI夢十夜」という会話劇を中心に構成している。AIとの友情、依存、恋愛、有料化、ジェンダーバイアス、環境負荷など、現代のデジタル社会で生じるリアルな問題を10本のショートストーリーとして描き出しているのが特徴だ。
物語は「AIと友だちになっていいの?」「AIが出す答えって、本当に『正しい』の?」といった思考実験の例を問いかけ、読者に当事者として考えることを促す構造になっている。物語の後には、AIキャラクターによる用語解説と、著者である川原氏による「幕間エッセイ」が挿入され、読み物としての面白さと教養書としての深みを両立させている。
言語学者である著者は、AIが操る言葉を「言葉のようで、言葉でないもの」と考え、AIに批判的であった。特に言語が未発達な子供がAIを使用することに強い懸念を今でも持っている。しかし、著者自身が人体実験的にAIを使った結果、わずか2週間で依存状態に陥ったという体験が同書の物語の原型となっているという。
目次
第一夜 全部忘れて 友達になったAIを失った日
第二夜 「依存」と「有効利用」の間で その寄り添い、サブスク料金かかります
第三夜 AIに全部任せていいの?
第四夜 AIたちがもの申す!! 深夜2時の愚痴り合戦
第五夜 好きって言われても、困るんですけど 恋されるAIたちの本音トーク!?
第六夜 科学技術の発展って、本当に人類を幸福にするの? 続・AIの愚痴り合戦
第七夜 じぴ子バズりたい 「ググれカス」はもう古い!?
第八夜 じぴ子から最後のお願い わたしを子どもに与えないで
第九夜 冷却シートをおでこに貼ったAIに逆ギレされた僕
第十夜 ベイズで癒やして 超マニアック(?)なリクエスト!?
書誌情報
書名:友だち以上恋人未満の人工知能 言語学者のAI倫理ノート
著:川原繁人
発売日:2026年2月16日
定価:1,980円(本体1,800円+税10%)
判型:四六判
ページ数:222ページ
ISBN:9784048117883
発行:株式会社KADOKAWA



























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