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AI型教材「Qubena」、滋賀県長浜市の教育ダッシュボードへ学習データを連携

教育データ活用に向けた実証研究に参画

株式会社COMPASSが滋賀県長浜市と共同で、「教育DXを支える基盤的ツールの整備・活用事業」の実証研究を実施

株式会社COMPASSは、同社が提供する学習eポータルとAI型教材「Qubena(キュビナ)」の学習データを滋賀県長浜市の教育ダッシュボードへ連携することを2025年3月25日に発表した。

今回の取り組みは、文部科学省の「教育DXを支える基盤的ツールの整備・活用事業」における実証研究の一環として実施される。COMPASSは、GIGAスクール構想により整備された1人1台端末環境を生かし、学習データの利活用に注目が集まる中で、個別最適な学びの実現に向けて自治体との連携を進めてきた。これまでにも「MEXCBT」や校務支援サービスの「C4th」、教育プラットフォーム「まなびポケット」などと連携を行っており、長浜市との取り組みもその1つとなる。

連携される学習データは、児童生徒の日々の学習活動で蓄積されるもので、1問ごとの正誤や解答内容、解答にかかった時間、習熟度スコア、メタデータといった多岐にわたる情報が含まれる。今回の連携では、長浜市の一部小中学校において試験的に導入されるQubenaの学習データを連携する予定だ。

Qubenaは、児童生徒一人ひとりの習熟度に応じた問題を出題するAI型教材で、2021年度に小中学校5教科対応版がリリースされて以降、全国約170の自治体、2,300校で導入され、100万人以上が利用している。COMPASSは、今後も公教育におけるICTの普及と全ての子供たちに対する個別最適な学びの実現に向けた支援を継続する方針である。