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出欠・採点・成績管理を支援、AIデータ社が「AI孔明 on IDX for Education」を提供開始

AIデータ株式会社が、教育機関向けの統合型AIソリューション「AI孔明 on IDX for Education」の提供開始に伴い、パートナー募集を開始

AIデータ株式会社は、生成AIを活用した教育支援ソリューション「AI孔明 on IDX for Education」の提供を開始したと発表した。このサービスは大学・短大・専門学校を対象とし、授業支援や学習管理の効率化を目指す統合AIモジュールである。

同サービスでは、大学・短大・専門学校などで広く使われているLMS(学習管理システム)や教務支援システム企業との連携によって、講義進捗・出席・課題・成績・アンケート・指導記録といった教育データを統合データ基盤「IDX」に集約。「AI孔明」が教員・学生・事務部門を横断的に支援する。

例えば、「この学生の課題提出状況は」「理解度が下がっている学生をリスト化して」「成績下位生徒への支援施策を考えて」「次回授業の振り返り用レポートを作って」など、教育活動における問いにAI孔明が自然言語で即時対応。学生一人ひとりの学習進捗や理解度を把握できるほか、教員の事務作業を軽減可能だ。

AI孔明 on IDX for Educationの利用イメージ

また、出席・課題・成績・ログイン傾向などをAIが統合・分析し、リスク学生や要フォロー対象を自動抽出するほか、出欠・課題提出状況の要約と通知、LMS上の学習ログや小テスト結果から、授業の理解度・改善点をAIがレポート化するなど、多岐にわたる業務を効率化できる。

項目従来対応AI孔明導入後
想定出欠・課題状況把握授業ごとに個別確認週次レポートで一括把握
学習支援が必要な学生の特定経験と感覚に依存データとAIに基づく即時抽出
授業振り返り・講師報告作成手作業30~60分/回AIドラフトで10分に短縮
学習成果の可視化学外報告など、担当教員の経験則AIが評価・統計情報を整理

同社は、大学・短大・専門学校を中心に実証導入パートナーを募集。教務業務の負担軽減のほか、データ活用による学生支援強化を目指す教育機関に対し、AI導入を段階的に支援する。

さらに、LMSや校務支援システム、図書館システム、認証システムなど、教育機関向けの各種ITサービスを展開している企業との連携パートナーも広く募集している。同社では、PoC(概念実証)を無料で提供しており、学校の教材やファイルを活用した3日間の体験が可能だ。