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AIを活用して子供たちがアイデアを創出、アルスクールが新カリキュラムを展開

アルスクール株式会社が、「プログラミングコース」や「エキスパートコース」でAI活用を推進

 アルスクール株式会社は、子供向けAI教育の本格展開を開始したと2025年10月21日に発表した。自社開発の学習システムにAIを統合し、安心して子供が安全にChatGPTを活用できるようにしたほか、「プログラミングコース」や「エキスパートコース」でAIを活用。創造性と技術力をより高めるレッスンを提供する。

 ChatGPTを安全に活用することは、自社開発の学習システム「アルスタジオ」に安全にChatGPTなどの生成AIを活用できる独自機能「アルスクールAI」を統合して実現している。「AIコース」では生成AIを安全に活用しながら、AIの基本的な使い方やリスクを学び、プロンプト設計、AIと協働したコンテンツ制作、AIを活用したアプリ制作や動画生成を体験する。

 レッスンでは、自分の視点とAIの考察を組み合わせた歴史小説づくりなどのカリキュラムを用意。AIへの指示と結果を比較・考察しながら、歴史上の人物を深掘りするほか、歴史上の人物をモチーフにしたオリジナルの物語づくりに挑戦し、AIを使いこなす力を育む。

 プログラミングコースにも「アルスクールAI」を導入し、子供たちがAIと対話しながらScratchのバグ修正や新しいアイデア創出に挑戦できるようにした。子供たちは、Scratchで作るゲーム作品の背景やキャラクター画像をAIで生成するなど、創作の幅を広げているという。

AIと対話しながらアイデアをふくらませる
制作するゲーム作品の背景画像などをAIに作ってもらう

 上位クラスのエキスパートコースでは、アルスクールAIに加えて、AIアシスト機能付きのコードエディターを導入。AIに対して質問や改善提案を行い、JavaScriptやUnityを利用したアプリ・ゲーム制作を進め、AIを活用して“考えながら創る”学びを実現する。

 エキスパートコースのカリキュラムでは、AIを使ってJavascriptのコードの意味や改善方法を調べるほか、プログラムのヒントや改善案を提示する「制作パートナー」としてAIを活用している。

AIを使い、要件定義から開発まで進める

 なお、各講座はオンラインや東京の自由が丘校で提供される。受講料はコースや時間、頻度などによって異なる。