ニュース
学校のキャラクターに声を! 高校生がAI音声づくりに挑戦
2025年10月21日 14:30

株式会社ジーアングルは、宮城県加美郡加美町にある宮城県中新田高等学校において、高校生が読み上げ音声の実践授業を開始したことを10月21日に発表した。
同授業は、同校の地域創造学(DX授業)の一環で、音声データの収録・編集・合成音声の実装までを学ぶ実践型プログラムである。ジーアングルが講師を務め、プロの制作現場さながらの環境を提供することで、生徒たちが実践的なスキルを習得することを目指している。
授業では、声優の反田葉月(たんだはづき)氏が素材提供に協力。ジーアングルの収録スタジオにリモート接続し、生徒たちがオンラインで音声収録に立ち会い、遠隔での収録ディレクションも体験している。また、生徒たちは編集や合成音声の実装作業も行い、音声表現の工夫点や著作権・倫理に関する注意点を学んだ。



2023年度には、ジーアングルの協力のもと、校歌をポップにアレンジしてミュージックビデオを制作し、学校をPRする取り組みを実施。生徒が主体となって生み出した学校キャラクター「鳴瀬萩 緑」に声をあてることも今回の授業の目的だ。

中新田高校は地域創造学の一環として、クリエイティブで地域を活性化させ、人材を育成する取り組みを進めている。今回の成果物は、2025年11月7日(金)と8日(土)に行われる文化祭「中高祭」で一部が展示される予定となっている。
ジーアングルは、今後もPRや技術教育面を含めた包括的な協力を加美町と連携しながら、過疎化や地元のプロモーションに悩む地方の課題解決にクリエイティブで協力する地方創生事業に取り組む方針だ。
●【校歌アレンジMV】中新田高校校歌をPOPにしてみた