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スクールバスの乗車管理や登下校の連絡を効率化

大分県九重町、全町立小中学校で連絡システム「Chimelee」を運用開始

大分県九重町の全町立小中学校において、教育機関向け連絡システム「Chimelee(チャイムリー)」を9月から運用開始

VISH株式会社は、大分県九重町の全町立小中学校が、教育機関向け連絡システム「Chimelee(チャイムリー)」の運用を開始したことを発表した。同システムの導入は2024年6月より準備が進められ、9月から本格的に運用を開始した。

九重町では、これまで保護者への連絡手段にメールを利用していたが、メールが見落とされることが多く、学校からのお便りが紙で配布されるなど、ペーパーレス化が遅れていた。

特に、欠席連絡やアンケートについては、保護者が自分の端末で連絡や回答ができず、GIGAスクール構想で整備された児童生徒用端末でしか利用できない状況となっていた。そのため、保護者の利用率が低く、デジタル化が進まなかったという。

また、スクールバスの運行に関する連絡について、児童の欠席や登下校方法の変更を連絡する手段が「バスカード」というアナログな管理方法となっており、メールでは緊急時のバス連絡を保護者に見てもらえないという課題があり、教職員の業務負担が増加する一因となっていた。

九重町立ここのえ緑陽中学校ではスクールバスを定期的に運行している

九重町によると、Chimeleeはプッシュ通知機能や未読者へのリマインドメール機能、ファイル添付機能など、従来の課題を解決する機能を装備。欠席連絡やアンケート機能など、複数の連絡業務をシステムで一元管理可能なうえ、職員の業務効率化が可能になることが導入の決め手になったという。

機能一覧

九重町教育委員会は、スクールバスの乗車管理の効率化や保護者への最適な連絡手段を実現するほか、教職員の働き方改革を進める一環として、Chimeleeが課題解決に寄与することを期待している。