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横浜市で子供の習い事送迎支援MaaS「子供専用送迎シャトル運行システム håb」の走行実験

参加者を公募して3月1日から15日まで実施、

「子供専用送迎シャトル運行システム håb」は地域の公共交通事業者であるアサヒタクシーに運行を委託

 hab株式会社は、横浜市スタートアップ社会実装推進事業の一環として、子供の習い事の送迎を支援するシャトル運行システム「håb(ハブ)」の走行実験を実施すると発表した。参加者を公募し3月1日から15日まで走行実験を行う。参加費は無料。

 今回、走行実験を行う子供専用送迎シャトル運行システム「håb」は、習い事に通う子供たちが相乗りして目的地へ移動する実験。前日までに乗車リクエストを受け付け、相乗りして送り届ける。行き、帰りともに利用できる。今回の実験では地域の公共交通事業者として横浜市のアサヒタクシー株式会社へ運行を委託する。

子供専用送迎シャトル運行システム håb

 利用には保護者から「håbスマートリクエストシステム」としてアプリから習い事の開始時刻、終了時刻、乗降希望場所を登録するとhabのシステムが翌月1カ月分の最適なダイヤとルートを自動生成する。その後、保護者が習い事の開始時刻に合わせて便を選択して乗車予約をする。ただし、ルートなどは可能な限り希望に沿うが、希望どおりにならないこともあるとしている。

送迎の内容

 そして、当日には運行状況に合わせた通知と、送迎で子供が乗車中の車両のリアルタイムな位置情報を地図上で表示する。

håbの機能

 一方、ドライバー向けにはナビ機能を提供、はじめて走行するコースでも迷わずに運転に集中できるようにしているほか、乗降管理機能と、ドライバーが運行終了後に最後部座席まで行ってQRコードを読み取ることで終業完了とする車内取り残し防止機能を備える。

 実験に参加する場合は、乗車後のアンケート回答、習い事に通う9歳以上18歳までの子供がいる家庭、緊急時には保護者が迎えに行くことが可能、横浜市内在住という条件がある。