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アイシンと刈谷市、乗合タクシーで習い事送迎を行う「放課後の子育てMaasプロジェクト」実証実験

 株式会社アイシンは、愛知県刈谷市と連携して「放課後の子育てMaasプロジェクト」の実証実験を2月まで実施する。小学校、習い事、自宅などを相乗りタクシーでつなぐもので、刈谷市のスマートシティ推進の一環として実施し、国土交通省の「地域交通共創モデル実証プロジェクト」にも採択されている。

 自宅や習い事などの送迎途中には「つながりステーション(産業振興センター)」を介することで、習い事までの待機場所といった活用だけでなく、宿題サポートやプログラミング教室、独自の教育プログラムを提供をする。つながりステーションは株式会社名鉄スマイルプラスの学童保育「TERACO」がプロデュースする。

 拠点間の相乗りタクシーは、カーナビ技術を応用することで、最適な乗り合わせと経路を割り出して子供たちを送迎する。

 実証実験は、市内2つの小学校の小高原児童クラブ、住吉児童クラブの登録児童が対象。1月15日から2月16日までの一部をのぞく平日に実施する。利用可能時間は15時から19時まで。実証実験期間につき、費用は利用料は無料。

アイシンと刈谷市が連携、刈谷市のスマートシティ推進の一環として実施。すでにアイシンは同様のサービスを「のってこりん」として実証実験している

 これらのサービスは送迎が負担となって習い事に通わせることができないことや、放課後の充実といった教育課題への対応が目的。すでにアイシンでは愛知県岡崎市で「のってこりん」という名称で先行サービスの実証実験を行っている。