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QRコードで児童の登下校を見える化、美浦村が「スマート送迎みまもるん」を導入

株式会社ユニ・トランドが、茨城県稲敷郡美浦村が導入した登下校管理支援システム「スマート送迎みまもるん」の事例を公開

株式会社ユニリタのグループ会社である株式会社ユニ・トランドは、同社が開発した登下校管理支援システム「スマート送迎みまもるん」を導入した茨城県稲敷郡美浦村の事例を2025年10月30日に公開した。

「スマート送迎みまもるん」は、児童が登校時やバス乗降時に自分のQRコードをカードリーダーにタッチすることで、保護者に通知がリアルタイムで届く。学校や教育委員会も管理画面から動向を把握でき、見守る目が増える仕組みだ。

導入当初はバス通学者のみ対象だったが、徒歩通学の児童も含めた全児童に対象を拡大。校舎の昇降口にもカードリーダーを設置し、同様の管理を行っている。

「スマート送迎みまもるん」の利用イメージ

美浦村では既存の小学校3校を統合し、村の中央に新たに美浦小学校を開校。その結果、多くの児童が徒歩通学圏外となり、安全な通学の仕組みづくりが急務となった。村はスクールバスの運用に加え、登下校の可視化と保護者の不安解消を目指し、株式会社SHINKOの提案のもと、ユニ・トランドの同システムを採用した。

何よりも子供たちの安全と安心を第一とし、限られた予算で最大の安全性を実現できるかを重視。運用の手軽さやトラブル対応などを検討して採用に至ったという。

導入後は、児童が誤った場所で降りた際などにも迅速な対応が可能となり、保護者や学校にとって大きな安心材料となっている。また、学校とバス停の往復だけでなく、放課後児童クラブへの立ち寄りといった送迎ルートに柔軟に対応できることなどが評価されている。