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文理、塾向け個別最適学習システム「キミノスタディ」を提供
2025年12月2日 15:00
株式会社学研ホールディングスのグループ会社である株式会社文理は、AIアダプティブ機能を搭載した塾向けの学習システム「キミノスタディ（略称：キミスタ）」の提供を12月1日に開始した。
キミノスタディは、生徒一人ひとりに最適な問題演習を提供するデジタル学習システムだ。
対応デバイスは、パソコンとタブレット端末。主な機能には、AIアダプティブ出題、単元サポート動画、問題解説動画、学習履歴の管理、目標設定、教務支援などがある。塾に合わせたカスタマイズも可能。
キミノスタディは、学習におけるアウトプットと問題演習をサポート。画面に表示される問題をノートに解き、画面に表示される解答を見てノートに丸付けをし、丸付けの結果を入力したら次の問題へ進む、というのが基本の流れになっている。
授業などでインプットを行ったのち、まずは「理解度テスト」モードに取り組み、単元の理解度を確かめる。その後は、「演習問題」モードで、理解度に適した演習問題に取り組める。演習を重ね、理解度の幅を狭めていくことを目指す。
取り組んだ時間や問題数は、学習履歴として閲覧できる。目標を設定できる機能もあり、モチベーションを保って取り組めるようになっている。
出題問題は、採用実績のある文理の塾用教材からのもので、次のものがある（2025年12月時点）。
- 小学ウィンパス（算数・国語）
- 中学WinPass（5教科）
- 中学実力練成αスタンダード（英語・数学・国語）
- 中学実力練成テキスト（理科・社会）
教育AIの面では、個別最適化された問題を出題する。
キミノスタディでは、正答率の他に「理解度」という指標を設けている。1問1問に対して〇か×だったかではなく、単元に対する「理解度」で生徒を見ることで、先生の評価と、実際の試験での得点率とのギャップを減らすことができるという。そのうえで、一人ひとりの学習履歴をAIがリアルタイムに学習し、理解度を伸ばせる問題を出題していく。
生成AIとしては、トップページにロボット型のキャラクターが表示される。
タッチすると、各教科について、今の進行状況に応じたコメントをしてくれる。頑張った次の日には「がんばったね！」という称賛を、あまりできなかったときには「がんばろう！」という励ましを、具体的な単元名とともに発言する。
演習に取り組む前に確認することで、前回の振り返りや今日意識すべきことの確認ができるほか、「見ていてくれる」という実感を得ることも可能だ。
また、キミノスタディはデジタル学習システムであると同時に、紙ならではの定着・思考も重視し、良いところをかけ合わせている。
紙での学習に、デジタルの強みである「演習量」「個別最適化」「学習履歴の可視化・共有」などをかけ合わせ、生徒の学びの最大化・塾の先生の負担軽減を目指す学習システムとなっている。
