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3〜6歳の敏感期に知識の種を、学研が『モンテッソーリ シールブック うちゅうとせいざ』を発売

株式会社Gakkenが『モンテッソーリ シールブック うちゅうとせいざ』を2025年9月1日に発売

株式会社学研ホールディングスのグループ会社、株式会社Gakkenは、新刊『モンテッソーリ シールブック うちゅうとせいざ』を2025年9月1日に発売した。同書は、日本モンテッソーリ教育綜合教育研究所が監修し、5歳からの子供を対象に宇宙や星座への興味を広げることを目的としている。

モンテッソーリ教育では、3〜6歳を「文化の敏感期」と呼び、この時期に多くの知識の種をまくことを重要視している。一般的には「身近なものから全体へ」と進めることが多いが、モンテッソーリ教育では「全体から部分へ」学びを進めることを重視。宇宙という全体像を示すことで、すべての事柄は宇宙の一部であることや、お互いがつながっていることに気付き、子供の興味やものの見方が広がるという。

「文化の敏感期」に多くの興味の種をまくことを重視(「おうちモンテッソーリシリーズ」より)
「すべての物事はつながっている」という「気付き」が宇宙教育のテーマ(「おうちモンテッソーリシリーズ」より)

同書ではその考えに基づき、宇宙の全体像から学びを始め、部分へと進める構成を採用している。太陽の周りを回る8つの惑星のほか、惑星ごとの特徴・形・大きさの違い、夜空に浮かぶ星座を紹介。シールを貼る遊びを通して子供が自ら学び、知識が自然に定着するよう工夫した。

太陽系を構成する惑星の並びを知り、大きさを比較できる
惑星の大きさ、表面の様子など、シール遊びを通して楽しく天文の基礎を学べる
国際天文学連合が定めた88の星座を五十音順で紹介

同書には、自由に使える「おまけシール」も収録。黒い画用紙に貼ってオリジナルのポスターを作成したり、厚紙で絵カードを作って記憶遊びに利用したりするなど、「手を動かす体験」を通して子供の興味を深め、知識の定着を図る仕掛けになっている。

カバーをめくってシール遊びも楽しめる

監修者の櫻井美砂氏(日本モンテッソーリ教育綜合研究所 主任研究員)は、「どうして、月はずっと私のあとをついてくるの?」「なぜ月の形は変わるの?」という子供の疑問が「文化の敏感期」の表れとしており、「図鑑のようなリアルな画像をシールにすることで、子供の想像力と興味を引き出す」とコメントした。

Gakkenでは、自宅で「モンテッソーリ教育」を試してみたいという読者を対象に、「おうちモンテッソーリ」シリーズを展開。ワークブック4冊とシールブック3冊をラインアップしている。

上段左からモンテッソーリ「知育こうさくワーク」「知育こうさくワーク 発展編」「かずワーク」「もじ・ことばワーク」、下段左から「はじめての シールブック」「はじめての シールブック 五感目覚める編」「はじめての シールブック なかまを探そう編」

書誌情報

書名:モンテッソーリ シールブック うちゅうとせいざ
監修:日本モンテッソーリ教育綜合研究所
発売日:2025年9月1日
定価:2,200円(本体2,000円+税10%)
サイズ:245×230mm
ページ数:60ページ
ISBN:9784052060953
発行:株式会社Gakken