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情報発信の負担を軽減、JR四国ソリューションが学校Webサイト更新ツールの最新版を提供
2025年9月2日 13:30
JR四国ソリューション株式会社は、学校Webサイト更新ツール「ふれあい通信 Team Edition」の最新バージョン「Ver.12」を2025年9月5日(金)から提供を開始すると発表した。
教育現場では、学校通信やブログ投稿、災害時の連絡など、情報発信に関する作業が教員にとって大きな負担となっている。紙によるプリント配布の作成・印刷・配布作業が膨大であるほか、プリント配布で紛失・未確認が多発しやすく、保護者に連絡が届かないケースもある。
SNSを利用する場合は、個人情報の漏えいリスクやセキュリティの懸念があるほか、災害時や感染症の流行時に迅速な情報伝達手段が不足するリスクもある。「保護者に情報が伝わらないこと」が、学習機会や安全確保に直結するケースも少なくない。
こうした課題に対応するため、ふれあい通信は操作のしやすさを重視し、パソコン操作に不安のある教員でも直感的に扱える設計とした。インターネット環境があればソフトのインストールは不要で、導入日からすぐに利用が可能。オンライン研修やマニュアル、全国の拠点からのサポート体制も整っている。
今回のアップデートでは、カレンダー機能を強化し、トップページ以外にも複数のカレンダーを作成・表示できるようになった。1つのページ内に「行事予定」と「PTAスケジュール」といった複数のカレンダーを並べて表示できるため、それぞれの予定を確認しやすい。
カレンダーの日付には、リンクの設定とファイルの添付が可能となり、保護者や関係者が必要な情報や資料をすぐに確認できるように配慮した。
さらに、「お知らせ」や「今日の出来事」といったニュースの投稿先として、サブ投稿先も選択できるようになった。そのほか、文書管理ページの検索項目に「文書名」を追加したほか、ニュース投稿ページにおける本文入力エリアの自動伸縮、表部品へのCSVデータ取り込みといった利便性の向上も図っている。
ふれあい通信は、ニュース投稿機能のほか、PDFファイルの掲示、校長や教頭などが内容を確認する承認フロー、パスワード制限、写真のぼかし機能、評価ボタン・アンケート機能など、学校の情報発信に必要な機能を多数備えており、全国で2,000校以上が導入。クラスや学年の情報を保護者と共有しやすく、反転授業の教材の発信・蓄積にも利用可能だ。
鉄道情報システムのクラウドを活用した高いセキュリティも特徴で、小学校・中学校・高等学校・特別支援学校・教育委員会などで幅広く利用されている。
JR四国ソリューションは、従来の「紙で配布する学校通信」や「職員室の掲示物」といった業務をデジタルに置き換えることで、教員にとって「新しい業務が増える」ではなく、「従来の業務が軽くなる」デジタル化を実感できるようになり、学校全体のスムーズなデジタルシフトを後押しするとしている。