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子供のスマホ利用、家庭でのルールは十分?LINEヤフーが保護者1,052人に調査
2025年12月19日 12:03
LINEヤフー株式会社は、2025年11月に実施した「子供のスマートフォン利用と家庭内のセキュリティ意識に関する調査」のアンケート結果を公表した。
調査結果について、子供のスマートフォン利用が日常化する一方、約半数の家庭で安全利用のルールが設定されていない実態が明らかになったとLINEヤフーはコメントしている。
1.約3割の保護者が、子供のインターネット関連のトラブルやヒヤリ経験あり
2024年12月~2025年11月の1年間で、保護者の28.4%が子供のインターネット関連のトラブルやヒヤリ経験があったと回答した。
トラブルやヒヤリの内容として、「保護者が知らない人とコミュニケーションをとっていた」が11.0%、「不審なURLを開いたり個人情報を入力したりした」が6.6%、「保護者に無断でゲームやアプリなどに課金した」が5.9%となった。子供が保護者の想定外の使い方をして、トラブルやヒヤリとしたケースが上位を占めている。
2.約半数の保護者が、子供がインターネットやスマートフォンを安全に使うためのルール未設定
子供がインターネットやスマートフォンを安全に使うためのルールを「決めていない」「あまり決めていない」と回答した保護者は48.1%となっている。多くの家庭で明確なルールがないまま、子供がインターネットやスマートフォンを使っている状況が確認された。
3.子供のスマホ使用について教育やアドバイスをしている家庭は約6割
子供がスマートフォンやインターネットを使うための教育やアドバイスを「している」または「ときどきしている」と回答した保護者は60.9%だった。
一方、「特にしていない」または「ほとんどしていない」と回答した保護者も39.1%を占め、教育やアドバイスの取り組み状況に幅があることがわかった。
4.端末・アプリ設定の定期チェックは33.2%程度にとどまる
子供が使用するスマートフォンやアプリ、インターネットサービスなどの設定(パスコード/公開範囲/二段階認証など)を「月1回以上」または「年に数回確認している」と回答した保護者は、33.2%にとどまっている。
その一方で、「まったく確認していない」または「ほとんど確認していない」と回答した保護者が47.4%と、SNSの公開範囲や、アプリ課金の設定が意図しない設定になっている可能性も高い。
これについて、スマートフォンを操作する時間が増える休日や長期休みには特に注意が必要だと、LINEヤフーは注意を呼びかけている。
5.家庭内で重視しているルールと実態にギャップ
家庭内で重視しているルールとしては、利用時間や課金の制限、個人情報の扱いといった、保護者が管理しやすい項目が多く挙げられている。保護者の想定と子供の使い方との間に大きなギャップがあり、見守りの難しさが浮き彫りになった。
調査主体:LINEヤフー株式会社
調査名:子供のスマートフォン利用と家庭内のセキュリティ意識に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2025年11月28日〜11月29日
対象:10~60代の男女で、子供がいる保護者
回答者数:1,052人
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合がある


























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