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生成AIの認知度が9割以上に、10代の利用は最多の6割弱──LINEリサーチ調査

10代の6割弱が生成AIを利用、学習サポートが主な活用目的

LINEヤフー株式会社は、同社が運営するスマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」において、全国の15〜69歳を対象に実施した生成AIに関する利用実態調査の結果を発表した。

【調査概要】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~69歳の男女
実施時期:2025年6月10日~2025年6月12日
有効回収数:3149サンプル
※性別年代構成比を市場に合わせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第1位または第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合がある

調査によると、生成AIの認知率は9割を超え、実際に利用している人は全体で3割強だった。中でも10代の現在利用率は6割弱と最も高く、利用経験率も7割台半ばに達していた。一方で、年代が上がるにつれて「知っているが使ったことはない」層が増える傾向も見られる。

10代は生成AIの現在利用率が6割弱で、利用経験率は7割台半ば

活用方法については、全体では「検索や調べもの」が最多で、次いで「文章の作成や要約」「アイデア出し」「勉強や学習のサポート」が続いた。10代では「勉強や学習のサポート」が7割近くにのぼり、ほかの年代より高かった。また、「アイデア出し」「翻訳」も10代での利用が目立つ。

生成AIの活用方法トップ5(年代別)

利用している生成AIサービスとしては「ChatGPT」が圧倒的に多く、74.6%が利用していると回答。10〜20代では8割を超えている。「Gemini」や「Microsoft Copilot」も2割台で続いており、10代では「Grok」の利用もやや高かった。

利用している生成AIは「ChatGPT」(74.6%)

同調査結果の詳細は、LINEリサーチの調査メディア「リサーチノート」で確認が可能だ。