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高校生の87.6%が学習に生成AIを活用、2026年にはやりそうなものは「レトロ回帰」や「モンチッチ」
2025年12月9日 17:00
株式会社ベネッセコーポレーションが提供する「進研ゼミ 高校講座」は、全国の高校1年生~3年生756名に実施した「2025年の意識や学びの変化に関する調査」の結果を2025年12月9日に発表した。
調査の結果、87.6%の高校生がこの1年で「学習にAIを活用した」と回答している。活用内容は「わからない問題の解き方を質問した」(86.0%)が最多で、次に「難しい用語や概念の説明」(53.6%)、「関連問題の生成」(24.6%)、「勉強計画の作成」(23.9%)と続く。
学習スタイルにも変化が見られた。勉強中にわからないことがあった場合、67.2%が「インターネットで調べる」、63.6%が「生成AIに質問する」と回答しており、友人や教員よりもデジタルで確認する傾向が強いことが明らかになっている。
また、学習へのAI活用が「増えた」と感じている高校生は43.1%で、動画やアプリなどのデジタル活用(27.9%)と合わせて71.0%を占める結果となった。
学習スタイルに関する自由回答では、「スキマ時間スマホ勉強型」「AI二人三脚型」「デジタルアナログハイブリッド型」などが並び、効率性や最適化を意識した学習姿勢が浸透していることがうかがえる。
「この1年で最も悩んだこと」を聞いたところ、「進路・受験」(30.8%)が最大の関心事であることがわかった。続いて「勉強へのモチベーションの維持」「勉強の仕方」「部活との両立」など、日常の学習・生活と密接に関わるテーマが上位に入っている。
悩み事の相談相手には、「家族」(51.8%)や「友達・クラスメート」(48.2%)といった従来の相談相手に加え、28.8%が「生成AI」と答えており、AIが「第三の相談相手」として定着しつつあることが示された。
高校生の間で流行したコトバ・モノ・ヒトについては、「自分の属する世界」を指し示す言い回しとして「〇〇界隈」が1位を獲得している。流行したモノ・コトでは、“等身大の発信”が特徴のSNS「BeReal.」が1位に。さらに「LABUBU(ラブブ)」や「カプセルトイ」など、癒やしや小さな楽しみを求めるアイテムが上位となった。話題になったヒトでは、大谷翔平選手が1位で、高市早苗首相が2位となっている。
「推し」に関する設問では、79.1%が「推しがいた」と回答。最も推していた対象としては、1位にMrs. GREEN APPLE、2位にSnow Man、3位になにわ男子が続き、続いてSixTONESやにじさんじがランクインした。
2025年に最も注目したニュースを聞いたところ、「初の女性総理大臣誕生」が最多(30.0%)となった。続いて「大阪・関西万博開催」が2位(23.2%)、「熊出没・被害のニュース」が3位(15.6%)に入った。「物価高」「米の価格高騰」など、家計負担に直結するトピックスも上位に入り、日常生活に近い社会課題を敏感に捉えている姿が浮き彫りになっている。
2026年に関する設問では、「AIがさらに身近になる年」(63.0%)が最多で、次いで「経済・政治への関心が高まる年」(54.0%)が続く。「多様性・ジェンダーへの理解が広がる年」(21.6%)、「リアルな交流・体験が再び重視される年」(17.6%)など、価値観の幅が広がることを予測する声にも票が集まった。
2026年の流行予想を聞いた自由回答では、「AIで創る動画・音楽」のほか、「レトロ回帰」「モンチッチ」など、懐かしさを楽しむ要素も挙がっている。




























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