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13歳で始めた教育AI事業「EdFusion」、これまでの歩みと今後のビジョンを発表

株式会社EdFusionが、個人事業としての創業から2年間の歩みと今後のビジョンを発表(出典:株式会社EdFusion、以下同じく)

未来につながる学びを提供する教育企業の株式会社EdFusionは、個人事業としての創業から2周年を迎えたことを記念し、これまでの歩みと今後のビジョンを2026年7月30日に発表した。

株式会社EdFusion 代表取締役 近藤にこるさん

代表取締役の近藤にこるさんは、中学1年生だった12歳のとき、学校の総合学習をきっかけに起業という選択肢を知ったという。近藤さんは、その2日後に学校内で中学校起業部を立ち上げ、教育と社会課題を組み合わせた活動を開始している。

中学2年生のときには、カフェで5人規模のAIスクールを開催。2024年7月29日に、近藤さんは13歳で個人事業主としてEdFusionを創業した。今回発表した創業2周年は、個人事業の開始から2年を数えたもので、会社設立日は2026年3月5日である。

EdFusion創業の原点は、「能力がないから挑戦できないのではなく、選択肢やきっかけに出会えていないだけの子供がいる」だという。特定の分野を驚くほど深く掘り下げていたり、独自の感性や技術を持っていたりする子供たちの小さな「好き」や「オタク性」をAIによって表現・制作・発信・共創へとつなぎ、社会を動かす力に変えることを目指している。

EdFusionは、2024年に教育AIサミットや生成AI EXPOのほか、教育や地域に関するイベントで登壇や出展を行っている。2025年には、年間104回の登壇とワークショップを実施。企業と家族をつなぐ共創型ワークショップの「Butterfly Base」は、日本青年会議所が主催する「第9回価値デザインコンテスト」で文部科学大臣賞を受賞した。

企業との取り組みでは、株式会社アイルの社員と家族を対象に、生成AIを使って独自のECサイトを制作するワークショップを実施した。社員の子供たちが保護者から仕事内容を聞き、その内容をもとにオリジナルのECサイトを作る体験で、家族の対話と仕事について考える機会につなげている。

株式会社アイルの社員と家族を対象に、仕事の価値を体験として次世代へ届ける共創型ワークショップを開催

元祖鯱もなか本店との活動では、親子が地域の伝統文化を学び、生成AIを活用して「金のしゃちほこ」を題材とする3Dキャラクターを制作。自治体との活動では、愛知県碧南市で幼稚園児から高齢者までが参加し、AIを使いながら10年後の自分と地域の未来を考える世代横断型のワークショップを行った。

創業119年の老舗和菓子店・有限会社元祖鯱もなか本店との共催、愛知県の後援により、親子向け体験型ワークショップを実施
「10年後の自分と、それを実現するまち」をテーマに、愛知県碧南市でAIワークショップを開催

教育機関では、開智未来高等学校でAIセミナーとワークショップを実施したほか、茨城県立下妻第一高等学校・附属中学校など、各地の学校で講演を行っている。

開智未来高等学校で実施したAIセミナーとワークショップの様子
茨城県立下妻第一高等学校・附属中学校で、講演・ワークショップ・座談会を実施

EdFusionによると、AIエージェントが調査・制作・分析・発信を担う時代では、知識や正解を一方的に教えるだけの教育ではなく、一人ひとりの「好き」「問い」「やってみたい」を育てることが重要だという。

特に、大人が子供に教えるだけではなく、世代や立場を越えて共に学び、共に挑戦する「共育」を重視。学んだ子供が次には自分の経験や技術を別の人へ伝え、一人の成功体験が次の挑戦を生む仕組みを「挑戦の循環」と捉えている。

「教える教育」から「共に挑戦する共育」を

近藤さんは、「活動を通じて感じたのは、教育とは誰かが答えを教えることだけではなく、世代や立場を越えて、共に考え、共に形にしていくこと」とコメント。各地で生まれた取り組みを個別の活動で終わらせず、一人の経験が次の誰かのの出発点になる仕組みへつなげる考えを示した。