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生成AIの仕組みやリスクを小学生が学ぶ、LINEヤフー・ソフトバンク・静岡大が教材を開発

LINEヤフー株式会社が、ソフトバンク株式会社および国立大学法人静岡大学と開発中の情報モラル教材「AI情報訓練」を利用した授業を実施(出典:LINEヤフー株式会社、以下同じく)

LINEヤフー株式会社、ソフトバンク株式会社、国立大学法人静岡大学は、共同で開発中の情報モラル教材「AI情報訓練」を利用し、板橋区立上板橋第二小学校で生成AIの仕組みや特徴、利用時のリスクを学ぶ授業を2026年9月9日に実施した。

授業では、上板橋第二小学校の5年生49人がAI情報訓練を体験。AIがどのような仕組みで動くのか、AIで何ができるのか、利用するときに何に注意すべきかを扱い、児童が実際にAIを使うワークも行っている。

情報モラル教材「AI情報訓練」を利用した授業の様子

今回の教材では、AIを上手に活用するためのポイントとして、各ポイントの頭文字を取った「なかま」というキーワードを利用して説明している。「なんのために使うのかな?(目的)」「かくにんしたかな?(確認)」「まかせっぱなしでよいのかな?(決定)」という3つのステップを通じて、AIを利用する際に意識すべきポイントを児童に伝えた。

AIを使うときの注意点を紹介
「なかま」というキーワードで、AIを上手に活用するためのポイントを説明

授業の後半では、児童が実際にAIを操作し、AIが示した情報を確かめたり、その情報をもとに自分で判断したりするワークに取り組んでいる。AIの回答をそのまま受け入れるのではなく、利用する目的を考え、内容を確認し、最後は自分で決める流れを体験する構成となっている。

「学級新聞に掲載する情報」をテーマにしたワークを実施
ワークに取り組む児童の様子

静岡大学准教授の塩田真吾氏は開発中の教材について、AIでできることや使う際の注意点を学ぶとともに、目の前の情報が正しいかを自分で見極めることを学べる内容にしていると説明。「リスクがあるからAIを使ってはいけないということではなく、仕組みを理解した上で上手に活用していくことが大切。災害に備えて防災訓練を行うように、AIについても、使い方を訓練していく必要があると考えている」とコメントしている。

授業を受けた児童からは、「AIが出した情報には間違っているものもあると知ったので、これからはそのまま信じるのではなく、本などでも調べてしっかり確認したい」「AIを使うときは、出てきた情報が正しいか自分でも調べてから使うことが大切だと学んだ」といった声が寄せられた。

LINEヤフー、ソフトバンク、静岡大学は、今回の授業で得た児童や教員の意見に加え、教材の伝わりやすさ、授業の進め方に関する気づきなどを踏まえ、AI情報訓練の内容を改善。2026年11月に「LINEヤフー みらいプロジェクト」のWebサイト上で正式公開する予定だ。