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中高生のなりたい職業は「国家公務員・地方公務員」が人気

LINEリサーチの調査結果

LINEヤフー株式会社は1月5日、全国の中学生・高校生の男女を対象に、なりたい職業やその理由、「大人になること」のイメージについて調査した結果を発表した。この調査は、同社が運営するスマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」を利用して行われたものとなる。

同調査によると、中高生のなりたい職業のトップには「国家公務員・地方公務員」がランクインした。

中学生では、男子の上位3位に「国家公務員・地方公務員」「スポーツ選手」「YouTuber、Vtuberなどの動画投稿者」が、女子では「教師・教員・大学教授」「歌手・ミュージシャン」「国家公務員・地方公務員」という結果が見られた。

一方、高校生では男子の上位3位に「国家公務員・地方公務員」「システムエンジニア・プログラマー」「医師」、女子では「国家公務員・地方公務員」「看護師」「心理カウンセラー・臨床心理士」が選ばれた。

なりたい職業の理由として、中学生は親の影響や好きなことへの興味、また、その職種に対する興味などさまざまな理由がみられた。男子中学生のなりたい職業で4位だった「ゲーム業界の仕事」では、プログラミングが楽しいから、ゲームが好きだからといった理由や、女子中学生で4位の「イラストレーター」では、絵を描くのが好き、いろいろな人に楽しんでもらいたいといった声が挙げられた。

高校生のなりたい職業上位3位では、憧れの人や親の影響、収入面の安定や将来性を考えてという理由や、人の生活を縁の下から支えたいなどの理由が見られた。ほかにも、男子高校生のなりたい職業で5位に入った「設計者・開発者・工業デザイナー」では、ものづくりが好き、環境問題やロボットへの興味という声や、女子高校生で9位の「イベントプランナー」では人を幸せにする手伝いをしたいなどといった理由が挙げられた。

「大人になること」のイメージに関しては、中学生の多くが「忙しそう」と感じており、高校生は「義務や責任が増えそう」との認識が強いことが分かった。また、中高生ともに「不安しかない」という感情が共通している。

【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の中学生、高校生の男女
実施時期:2023年11月13日~2023年11月15日
有効回収数:1047サンプル