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小中学生2,158人に習い事を調査、「週4日以上」が36.8%に
2025年3月7日 17:00
ニフティ株式会社が運営する「ニフティキッズ」は、小中学生を中心とした子供たちを対象に「習い事」に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。調査によると、習い事をしている小中学生の割合は約8割で、週4日以上通う子供は36.8%にのぼる。一方で、約7割が「やめたいと思ったことがある」と回答した。
【調査概要】
・アンケート実施期間 2024年12月24日(火)~2025年1月20日(月)
・調査機関 自社調査
・調査対象 小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者
・有効回答数 2,158件
・調査方法 インターネット調査
習い事に関する設問では、小学生で習い事をしている人が84.2%で、中学生は72.7%で、10%以上減少している。2024年の「習い事」に関する調査レポートでは、習い事をしている小学生が88%、中学生は77%だったことから、習い事をしている子供が減少していることが判明した。
習い事をしている人に数を聞いたところ、小学生で最も多い回答は「1つ」、10%以上の人が「5つ以上」と回答した。中学生では、「1つ」「2つ」と答えた人が7割以上を占め、小学生と比べると習い事の数を絞っている人が多いことがわかる。
何を習っているかを聞いた設問では、昨年の調査と同じく小中学生ともに1位と2位が「学習塾・くもん」「ピアノ」という結果となった。「学習塾・くもん」に通う割合は、小学生の43.3%に比べて中学生は54.5%と大幅に増加している。3位以下の順位では、小学生は「水泳」「英語」「ダンス」が人気で、中学生では「英語」「習字・書道」「武道(空手・柔道・剣道)」となっている。
一週間のうち、習い事に通っている日数を聞いたところ、「週1日」と答えた人が最も多い結果となっている。日数が多くなるほど割合は少なくなるが、「週4日以上」を合計すると36.8%という結果となった。
また、習い事をやめたいと思ったことがあるかについては、67.2%の小中学生が「ある」と回答している。
やめたいと思った習い事については、小学生が「水泳」、中学生は「学習塾・くもん」が1位となった。小中学生ともに「現在している習い事」の上位とほぼ同じ順位となっており、「習っている人が多い分、やめたいと思う人も多いのではないか」と同社は分析している。
習い事をやめたくなった理由を聞いたところ、「つらかった、うまくいかなかった、つまらなかった、友達と遊びたかった、高いお金を払ってするほどの意味が見いだせなかった」「ピアノって楽譜の通りに弾かないといけないから、自由に弾けなくて窮屈。あと単純にピアノの先生が苦手です」といった声が寄せられた。
なお、習い事を始めた年齢は「4〜5歳」が最も多く、次いで「〜3歳」「小学校1・2年生」が続いた。同調査では、小学校入学前に習い事を始める人が半数以上を占め、年齢が上がるごとに初めて習い事をする人の割合が減っている。
初めての習い事としては「ピアノ」が1位、「水泳」が2位という結果だった。今後やってみたい習い事として、小学生は「絵」、中学生は「ダンス」が最も人気だった。また、「ピアノ以外の楽器」が小学生の3位と中学生の2位に入っていて、芸術系の習い事に憧れる人が多いことがわかった。