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【1782人が回答】約7割の小中学生がスポーツ好き、苦手種目は長距離走
2025年9月22日 12:15
ニフティ株式会社は、2025年7月15日から8月18日にかけて、小中学生を対象にスポーツに関するアンケート調査を実施し、9月19日に結果を発表した。調査は同社が運営する「ニフティキッズ」上で行われ、有効回答数は1,782件だった。
調査によると、「スポーツが好き」「どちらかといえば好き」と回答した小中学生は合計で68.0%を占め、約7割がスポーツに対して好意的であることがわかった。一方、「嫌い」および「どちらかといえば嫌い」と答えたのは32.1%だった。
体育や部活動以外で体を動かすタイミングについては、小学生では「習い事」が33.3%で最多となり、中学生では「放課後に遊ぶとき」が28.2%となった。ただし、中学生では「その他」の回答が34.1%と多く、部活や学校行事以外の時間の使い方が多様であることがうかがえる。
体力テストに関しては、小学生では55.4%が「好き」または「どちらかといえば好き」と回答したが、中学生になると「嫌い」および「どちらかといえば嫌い」が55.5%と逆転し、否定的な印象を持つ生徒が多くなる傾向が見られた。
体力テストが「好き」と答えた理由では、「得意な種目があるから」が66.0%と最も多く、「体を動かすのが楽しいから」(54.9%)、「自分の成長がわかるから」(54.2%)も半数以上を占めた。
一方で、体力テストを「嫌い」と回答した理由の上位は「運動が苦手だから」「疲れるから」「ほかの子と比べられるのが嫌だから」で、苦手なことを人前で行うことや運動能力を他人と比較されることへの抵抗感や疲労感が要因となっている。
体力テストで一番好きな種目を聞いたところ、小学生では「50メートル走」、中学生では「長座体前屈」が1位となっている。小学生は走る種目が人気で、中学生は静的な種目を好む傾向があることがわかった。
体力テストで一番苦手な種目については、「シャトルラン(長距離走)」が1位で、「ソフトボール投げ」「長座体前屈」と続き、小中学生で同様の結果となっている。
最後に、体力テストの種目を変えられるとしたら何を入れたいか聞いたところ、「ダンス」が21.2%と最も多く、次いで「水泳」や「なわとび」「ドッジボール」などが続いた。
「体力テストあるある」に関する設問では、「シャトルラン(長距離走)」に関する声が特に多く、「苦手」とする意見がある一方で、良い結果を残すと「周囲から一目置かれる」という肯定的な声も多数挙がっている。