ニュース
小中学生の2割が眠る直前までスマホ使用、ニフティキッズ調査
57.3%が「睡眠時間が足りていない」と回答
2024年10月1日 10:30
ニフティ株式会社は、子供向けサイト「ニフティキッズ」にて「睡眠」に関するアンケート調査を実施し、レポートを公開した。
調査結果によると、平日の睡眠時間で最も多いのは小学生が「8時間」、中学生が「7時間」だった。
また、「睡眠時間が足りていない」との回答が57.3%あり、睡眠不足の原因としては「なかなか寝つけない」が約6割で1位だった。レポートでは、「YouTubeなどの動画を見ている」が3位、「スマホをいじっている」が5位なことから、スマホが原因の1つとなっているのではないかとコメントしている。また、寝る前のスマホについても、「眠る直前まで」が21.1%でスマホを持っている中で1位、「スマホを触りながら寝落ちする」という回答も6.1%あった。
■調査概要
- アンケート実施期間:2024年7月23日~8月26日
- 調査機関:自社調査
- 調査対象:小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者
- 有効回答数:2,837件
- 調査方法:インターネット調査
■平日の睡眠時間は何時間?
小学生では「8時間」、中学生では「7時間」が最多となった。全体的に見ると中学生の方が睡眠時間が少ない。
■休日の睡眠時間は平日より多い?
小中学生の約6割が、平日より休日の睡眠時間が「多い」と回答した。学校がない休日は、決まった時間に起きる必要がないため、ゆっくり起きる子供たちが多いと同社は考察している。
■睡眠時間は足りている?
「足りていない」と回答した人は、小学生では51.7%、中学生では64.9%まで増加した。同社は、学年が上がるにつれて部活動や塾などで忙しくなり、睡眠時間が短くなると分析している。
■睡眠時間が足りていない理由は?
睡眠時間が足りていない人にその理由を聞くと(複数選択)、「なかなか寝つけない」と回答した人が最も多く、小中学生の約6割にのぼった。
「YouTubeなどの動画を見ている」と「スマホをいじっている」がそれぞれ3位と5位で上位にあることから、スマホやSNSなどで脳が刺激を受けることも寝つけない原因の1つと考えられるという。
中には、「漫画を読んでしまう」「寝たくない」「親のいびきがうるさい」といった回答もあった。
■睡眠が足りていないことで生活にどんな影響がある?
睡眠時間が足りていない人に生活への影響を聞くと(複数選択)、小中学生の65%以上が「朝起きられない」「あくびが出る」と回答した。次に「集中できない」「いらいらする」「元気が出ない」といった回答が続く。また「クマができる」と外見の変化をあげる子供たちもいた。
■学校に行く日は起きてから何分後に家を出る?
「30分~1時間」が、2位以下に大きく差を付けて1位だった。
■起きてから、まず最初にすることは何?
「トイレに行く」と回答した人が圧倒的に多く、1位だった。
「朝ごはんを食べる」「着替える」「顔を洗う」は全て1割前後と差がないことから、支度の順序は人それぞれで異なると考えられる。そのほかの回答として、「家族におはようとあいさつする」「ペットのエサやり」「うがいをする」といった意見もあった。
■スマホは寝るどのくらい前まで使ってる?
「スマホを持っていない」を除くと、「眠る直前まで」が21.1%で1位だった。選択肢のうち「寝る15分くらい前まで」が11.3%で2位となり、「スマホを触りながら寝落ちする」という回答も6.1%あった。
■スマホでどんなことをしている?
スマホを使っている人にどんなことをしているか聞くと、1位が「LINE・メール」で、僅差で2位に「動画を見る」がランクインした。続く3位は「SNS(X・Instagram・TikTok)」、4位が「ゲーム」という結果となっている。
その他には、「絵を描く」「メモアプリで文章を書く」などの回答も寄せられた。
■眠る前のルーティンがあったらおしえて!
眠る前のルーティンを聞くと、さまざまな意見が集まった。
- 読書
- スキンケア
- コップ1杯の水を飲む
- ストレッチをする
- 推しの妄想をしながら眠る
読書やストレッチ、日記を書くなど、自分の趣味や好きなことをして静かに過ごすルーティンが多いが、「音楽を聴く」「深呼吸をする」「ぬいぐるみを抱きしめる」「机を整頓する」といった回答も寄せられている。