ニュース

NTT東日本とさいたま市のさとえ学園小学校、「睡眠×テクノロジー」のモデル授業を実施

東日本電信電話株式会社 埼玉支店と学校法人佐藤栄学園 さとえ学園小学校が、株式会社NTT DXパートナーとともに「睡眠×テクノロジー」教育のモデル化に向けた授業を実施

東日本電信電話株式会社 埼玉支店と学校法人佐藤栄学園 さとえ学園小学校は、「睡眠×テクノロジー」教育のモデル化に向けた授業を実施すると発表した。

株式会社NTT DXパートナーと連携し、総合的な学習の時間を活用する同授業では、科学的なデータに基づき、児童の睡眠改善と学びの質の向上を図る。

同授業は、昨年度に日本初の試みとして実施した「スリープテックプロジェクト」をさらに発展したものである。同プロジェクトでは、児童が睡眠改善に取り組み、日常生活における集中力の向上や朝の目覚めの改善が確認されている。

昨年度のスリープテック授業の様子

同取り組みは、データ活用と睡眠改善の視点について保護者から評価を受け、ほかの教育団体や自治体から多数の問い合わせがあったことから授業のモデル化と他校への普及を目指し、「睡眠×テクノロジー」教育の継続を決定した。

今回モデル化する授業の特徴は、正しい睡眠知識を学べる動画や学習指導計画などを用意し、睡眠に関する特別な知識がなくても授業を実施できるように設計されていることだ。これにより、多くの学校においての授業展開が期待されている。

モデル化する授業内容イメージ

さらに、NTT東日本が運営する仮想コミュニティ「ZAKONE(ザコネ)」の加盟企業の協力により、良質な睡眠を得るための製品開発やポイントを学べる特別授業も実施する。同授業では、STEAM教育に照らし合わせて、 S cience(睡眠)、 T echnology(スリープコイン)、 E ngineering(新商品開発・ものづくり)、 A rt(模型づくり)、 M athematics(統計)の要素を盛り込み、「他者のために貢献できる製品を考え、形にするデザイン思考」を養う。

特別授業を通じたSTEAM教育の実践

さとえ学園小学校では、2024年10月から2025年2月末までの約4カ月間で、毎週2コマ、合計26回の授業を実施する予定となっており、児童は3月の企業向け成果発表に向けて、12月からグループ研究と研究発表に取り組む。

授業の流れとスケジュール

NTT東日本は、モデル授業の検証と改善を重ね、全国の教育機関に向けて「睡眠×テクノロジー」教育の普及に努めるとしている。