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小学生に睡眠の大切さを伝える副教材、パラマウントベッドが2万部を無料提供
2025年10月7日 11:10

パラマウントベッド株式会社は、東京都・大阪府・京都府の小学校に通うおよそ2万人の児童を対象に、睡眠の大切さを学べる副教材の無料提供を開始することを発表した。
この副教材「未来をつくる すいみんにどきどき」は、小学校4〜6年生が睡眠について楽しく理解できるように制作したもの。教材は、睡眠の重要性や役割、良い睡眠をとるためのポイントをわかりやすく解説。学習指導要領に準拠し、保健体育などの授業でも活用できる内容となっている。
制作には、20年以上にわたる睡眠研究の実績を持つ「パラマウントベッド睡眠研究所」が監修として参加。小学校の副教材「未来クリエーター」シリーズを展開する株式会社ソーシャルサービスと共同で教材を開発した。教材は、東京都・大阪府・京都府の小学4~6年生を主な対象として、ソーシャルサービスを通じて希望する教員に提供予定だ。

同社は、2022年に中学生向けの睡眠教育プログラムを開発し、延べ7万人以上の生徒が利用。教育現場からは「ぜひ小学生向けの教材も作ってほしい」との声が多数寄せられていたという。一方で、厚生労働省が示す推奨睡眠時間の「9〜12時間」に対し、小学4~6年生の平均睡眠時間(平日)が「8時間23分」にとどまっており、十分な睡眠が確保されていないという調査結果もある。
教材には、児童が自分の生活リズムや睡眠時間を見直すためのワークシートや、親子で取り組めるチェックリスト、保護者向けの専門家コラムなども収録している。また、同社の公式キャラクター「ぱらきち」が登場するなど、子供が親しみやすい工夫を盛り込んだ。

関連企画として、同社は「未来のベッドアイデアコンテスト」を開催する。教材のページを切り離して郵送での応募が可能で、締切は2026年1月15日(木)の当日消印有効。入賞者には、睡眠計測センサー「Active Sleep ANALYZER」と光や音を自動で制御できるライト「Active Sleep BEDSIDE LIGHT」のセットや、寝返りしやすい枕「PILLOW」などの賞品が贈られる予定となっている。
