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Pokémon Sleep利用者は睡眠時間が増加し、寝付きが改善

睡眠・食事管理・BMI値の調査結果を発表

アプリ利用と食事管理・睡眠の関係性に関する調査結果を発表

 睡眠ゲーム「Pokémon Sleep(ポケモンスリープ)」とAI食事管理アプリ「あすけん」の利用者を対象に食事管理と睡眠の関係性に関する調査を行った結果、45%が睡眠時間が長くなり、睡眠時間が長くなった人のダイエット効果は約2倍、入眠までの時間が短くなった人はダイエット効果が2.2倍となる効果があったという。

 同調査は、アプリを提供する株式会社ポケモン、株式会社Askenに加え、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)が合同で行ったもの。調査対象は「Pokémon Sleep」を90日間以上継続して利用し、並行して「あすけん」で一定以上の日数や条件で体重を記録した2063人。

Pokémon Sleepは全世界累計で2000万ダウンロードを突破

 2063人の参加者について睡眠時間の変化を調べたところ、Pokémon Sleepの利用開始日を0日目として、89日目までの総睡眠時間が平均で0.5時間増加。寝つきまでの時間である入眠時間についても、利用開始以降に改善傾向があることを確認できたという。

 総睡眠時間とBMIの関連性については、あすけんで食事管理をしている人のうち、Pokémon Sleepにより総睡眠時間が改善された人は、改善されなかった人と比べてBMIが大きく低下。ダイエット効果が約2倍だったという。

 睡眠時間が改善した人の平均値では、89日目の値が-0.38kg/m2となっており、身長160cmの人の場合、約1kgの体重減少を意味する。

【総睡眠時間の改善有無によるBMI変化量グラフ】赤は睡眠時間が改善した人の平均で、青は睡眠時間が改善しなかった人の平均。改善群では、89日目の値が-0.38kg/m2となっている

 要因として、睡眠不足が食欲関連ホルモンのバランスやエネルギー代謝などに影響することが科学的に知られており、今回の調査でも睡眠時間の改善がダイエットの促進につながった可能性が考えられるとしている。

 さらに、入眠時間が改善された人と、改善されなかった人のBMIを比較したデータでは、入眠時間が改善された人はよりBMIの低下が大きく、ダイエット効果が2.2倍だったとした。

【入眠時間の改善有無によるBMI変化量グラフ】寝付きが良くなった人のBMIが大きく低下している
睡眠学者・「Pokémon Sleep」監修者の柳沢正史教授

 睡眠学者で「Pokémon Sleep」監修者の柳沢正史教授は、睡眠改善とダイエット効果に睡眠計測アプリが寄与したことを示す学術研究は、知る限り世界で初めてとし、ゲームが生み出すヘルスケアの可能性を科学的に確認できたことに意義を感じていると語っている。

 なお、今回の共同の大規模調査を記念したキャンペーンも実施する。Pokémon Sleepとあすけんの両アプリをダウンロードし、あすけんアプリ内のお知らせに表示される専用フォームからPokémon SleepのサポートIDを入力すると、Pokémon Sleepで使えるポケサブレ1個とスリープポイント200ポイントがプレゼントされる。期間は7月11日から7月25日(木)の23時59分まで。

 さらに、Pokémon Sleep利用者には、あすけんの有料サービス「あすけんプレミアムサービス(月額480円)」を1カ月間無料で利用できるクーポンコードが発行される。こちらは7月11日12時にPokémon Sleepアプリ内で配信されるお知らせで確認できる。クーポンコードの発行は、7月11日から8月10日(土)の23時59分までで、クーポンコードの入力も8月10日(土)の23時59分までとなっている。

共同調査を記念するキャンペーンを実施

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