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NTTスマートコネクト、不登校児童生徒向け「3D教育メタバース」導入。新たな学びの場を提供

「3D教育メタバース」活用案

2024年4月8日、城陽市教育委員会と西日本電信電話株式会社(NTT西日本)京都支店、エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社(NTTスマートコネクト)は、城陽市内の適応指導教室で不登校の児童生徒に対し、学び合いと自主性を促進する新たな学びの場として「3D教育メタバース」を導入した。

国内では不登校児童生徒数が30万人に急増している中、文部科学省は学習機会の保障を目的とした不登校対策「COCOLOプラン」を策定。城陽市では不登校による学習機会の損失に関し、不登校児童生徒への教育支援を強化してきた。

NTTスマートコネクトが開発した「3D教育メタバース」は、仲間の存在感や距離感を感じられるメタバース空間になっていることが特徴。参加者が性別や外見に関する懸念を超えて自由に自己を表現できるアバターを介したコミュニケーションを促進することで、不登校の児童生徒が社会的スキルを培い、学びの場への参加を支援する。

「3D教育メタバース」の仮想空間イメージ

「3D教育メタバース」では、探究学習やアクティブラーニング、他校との交流授業などで活用可能な仮想空間が提供される。臨場感のある会話や翻訳も含めた音声の自動テキスト化など、充実したコミュニケーション機能を備えている。これにより、学校のさまざまなシーンでの活用が可能。城陽市では今後、メタバースの導入を進め、不登校児童生徒への支援対象の拡充を図る計画である。