ニュース
NTT西日本グループ、セキュリティの「かかりつけ医」として自治体や企業を支援
2025年5月15日 07:30
NTT西日本グループは、自治体や企業のセキュリティ課題を解決する「Cybersecurity Primary Care」の取り組みを開始すると2025年5月14日に発表した。
医療におけるプライマリ・ケアの考えを取り入れ、「セキュリティのかかりつけ医」として予防から復旧まで一貫したセキュリティ対策をサポートする。潜在的な課題の顕在化、セキュリティ健康管理情報を踏まえた対応、必要に応じた専門家との連携・支援により、継続的なセキュリティ強化を図る。また、24時間監視体制によりインシデントが発生した際でも迅速な対応が可能。
これにより、セキュリティに対して十分なリソースや知見のない自治体や企業でも安心して利用できるようサポート。サイバー攻撃の対象となりうる攻撃対象領域を把握・管理することで、セキュリティリスクを低減し、IT担当者が本来の業務に集中できる環境を提供する。
NTT西日本グループではこれまで、自動車産業サイバーセキュリティガイドラインに対応した「サプライチェーンセキュリティ強化」に対する取り組みのほか、文部科学省の教育情報セキュリティポリシーに関するガイドラインに対応した「教育委員会向けゼロトラストマネージドサービス」を提供している。こうした取り組みを踏まえて「Cybersecurity Primary Care」を定めた。
なお、2025年10月からは、段階的に新規サービスの提供および既存サービスの拡充を予定している。
- 健康管理(統治・特定)においては、よろず相談サービス、ASM(Attack Surface Management)、脆弱(ぜいじゃく)性管理を提供
- 予防(防御)においては、ネットワークセキュリティやウイルス対策を提供
- 検査・診察(検知)においては、SOC(Security Operation Cente)/NOC(Networkb Operation Cente)やEDR(Endpoint Detection and Responsee)を提供
- 治療(対応・復旧)としては、インシデント対応、マルウェア解析、フォレンジック調査を提供