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成績処理を行う学期末に事故が多い、ISENが調査報告書を公表
「令和4年度 学校・教育機関における個人情報漏えい事故の発生状況」調査報告書(第2版)
2023年11月20日 15:03
株式会社JMCが運営事務局を務める教育ネットワーク情報セキュリティ推進委員会(ISEN)は、「令和4年度 学校・教育機関における個人情報漏えい事故の発生状況」調査報告書(第2版)を公表した。
この調査はISENが毎年実施しており、学校、公的教育機関、関連組織で発生した、児童・生徒・保護者などの個人情報を含む情報の紛失・漏えい事故について、学校や自治体のホームページ、報道発表資料、全国紙や地方紙のニュースサイトに公開されている情報をもとに調査し、年度ごとに集計したもの。
本報告書には、令和4年度(令和4年4月1日~令和5年3月31日)に発生した情報セキュリティ事故の集計結果や発生件数の推移、事故の特徴などの調査結果をまとめているほか、第2版は、令和5年10月10日時点での調査結果を追加して反映している。
今回の調査では、成績処理を行う学期末の7月、12月に事故が多く発生し、「書類」と「電子メール」が漏えい経路・媒体となった事故が全体の約62%を占める結果となった。また、事故発生件数は約200件で、平均すると事故1件あたり約1,814人の個人情報が漏えいしていることがわかった。漏えい媒体別事故発生件数は、今年6月9日に公表した調査報告書(第1版)と比べ、紛失・置き忘れ、誤送信、盗難が1件ずつ増えている。
- 令和4年度 事故発生件数・個人情報漏えい人数
- 事故発生件数・個人情報漏えい人数 過去18カ年の推移
- 令和4年度 個人情報漏えい人数別 事故発生件数
- 令和4年度 漏えい人数別・学校種別 事故発生件数
- 令和4年度 月別 事故発生件数
- 月別 事故発生件数 過去13カ年の平均値
- 令和4年度 発生場所別 事故発生比率
- 令和4年度 種類別 事故発生比率
- 令和4年度 「紛失・置き忘れ」「盗難」の発生場所別 事故発生比率
- 令和4年度 「盗難」の種類別 事故発生比率
- 令和4年度 漏えい経路・媒体別 事故発生比率
- 令和4年度 漏えい経路・媒体別 個人情報漏えい人数
- 令和4年度 漏えい経路・媒体別 事故1件あたりの個人情報漏えい人数(平均値)
- 令和4年度 規定違反を伴う事故の発生比率
- 令和4年度 規定違反を伴う「紛失・置き忘れ」事故の発生比率
- 令和4年度 意図しない行為(行為ミス)による事故の発生比率
- 令和4年度 第三者の悪意ある行為による事故の発生比率
- 令和4年度 成績情報が含まれていた事故の発生比率
- 補足:事故の種類 分類名の解説
- 【参考資料】個人情報の不適切な取り扱いに係る処分について
調査項目は、以下の通り。