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不登校オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」、全国展開へ

新たな学びの場として1000校のリアル教室開校を目指す

不登校小中学生向けに1000校のリアル教室開校を目指す

株式会社NIJINは、同社が運営する「NIJINアカデミー」について、全国1000教室を目標にリアル教室を開校することを8月5日に発表した。

NIJINアカデミーは、2023年9月に開校した不登校小中学生向けのオルタナティブスクール。メタバースによるバーチャル空間を活用し、在宅での学びが可能になっている。

不登校小中学生向けのオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」

同社によると、これまでに約200名の小中学生が入学し、学校満足度が91.4%、担任クラス満足度は96%の高評価を得ているという。さらに、出席認定率が98%で、復学した児童生徒は40名を超えている。

同社は、「学校には戻らない(戻りたくない)が、リアルの場で学びたい」という子供のニーズに応え、学校とは異なるカリキュラム・教育メソッドを土台にしたオフラインの学び場となるリアル教室を展開する予定だ。

オフラインの学び場となるリアル教室を展開

すでに「神奈川県横浜市」「埼玉県越谷市」「埼玉県狭山市」「長野県諏訪市」などで開校が決まっている。今後も全国1000教室を目標として、各地で開校準備を進める。

リアル教室は週2日開校予定。朝10時に登校して全国の教室やメタバースとつながって「ホーム体育」で体を動かすほか、自由進度学習やオンライン授業、地域の商店街とコラボした探究型学習、地域の公園での自然学習などのカリキュラムを提供する。

ホーム体育や自由進度学習、探究型学習などのカリキュラムを提供

メタバースによる教育メソッド・カリキュラムに地域教材などを追加し、子供たちは週の半分をメタバースで、半分をリアル教室で学ぶことが可能となる。発達障害や特性により学校での集団生活が難しい子供たちでも、自分に合った学び方で成長できるという。