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不登校支援×メタバースの先進事例、NIJINがソーシャルイノベーション賞を獲得

不登校オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」が、「Japan Metaverse Awards 2025」にて、ソーシャルイノベーション賞を受賞(出典:株式会社NIJIN)

株式会社NIJINが運営する不登校オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」は、幕張メッセで開催された「Japan Metaverse Awards 2025」において、メタバースを活用した不登校支援の取り組みが評価され、ソーシャルイノベーション賞を受賞した。

NIJINアカデミーは、パソコンやタブレット端末からアクセスできるメタバース校舎と全国のリアル教室を組み合わせたハイブリッド型の教育モデルを採用。仮想校舎と実際の教室を活用することで、心理的安全性の高い学習環境を実現している。

この教育モデルは、友達とのつながりや子供たちの社会性・基礎学力・運動・協働的な学びといった学校で得られる要素をオンラインでも提供可能にしている点が特徴である。現在では、全国40以上の都道府県から約600名以上の児童生徒が入学。2025年12月現在では、希望する生徒の9割以上が在籍校の出席認定を獲得しているという。

今回の受賞は、NIJINアカデミーが提示した「公教育の機能をどこからでも受け取れる学びの仕組み」などの新しい教育モデルが、不登校支援の可能性を広げる取り組みとして評価されたものだ。

授賞式では、代表取締役の星野達郎氏が登壇し、多様性や主体性を尊重する新しい教育のあり方や、メタバース校舎と32のリアル教室を組み合わせた学びの仕組み、企業・大学・教育団体との協業による学びの実践、復学支援の成果などを紹介している。