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小中学生に「スマートフォン・セキュリティかるた」を提供、JSSEC

先着50団体まで、かるたの活用団体を募集

一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会がスマートフォンの情報セキュリティを学べる「スマートフォン・セキュリティかるた」を作成

一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)は、子供たちがスマートフォン・セキュリティを学べる「スマートフォン・セキュリティかるた」の活用希望団体に関する募集を開始した。

かるたの利用対象は小学5年生から中学2年生で、子供たち自身が「危ないこと」に気付く力や、周囲と協力して問題を解決する力を養うことを目的としている。

セキュリティかるたの内容

子供たちの間でスマートフォンの利用が拡大しており、情報セキュリティに関する教育の重要性が高まっているが、知識を持つ教育者の不足が課題となっている。また、新しいアプリやSNSが次々と登場し、子供たちが利用するコミュニケーションツールが年々変化するため、「こうすればいい」「これはダメ」といった答えを教える授業形式では対策が追いつかない現状がある。

このような現状を踏まえ、JSSECの啓発事業部会 教育ワーキンググループは子供用のセキュリティかるたを開発。学校や自治体など、子供が多く集まる場での利用を想定し、楽しみながら学ぶことを通じて、子供たちのセキュリティ意識を育むことを目指す。

セキュリティかるたは、読み手一人と1組4人程度の3~4グループで遊ぶことを推奨しており、一部の「読み札」には「生徒に聞いてみよう」「最後にコメントしてみよう」といった指導用の情報を掲載している。

読み札と絵札

読み札は子供がセキュリティを理解しやすい順番となっており、かるたで遊ぶときは、生徒が絵札を獲得したら話し合う時間を取り、班ごとでまとめた考えを発表しながら進める。

セキュリティかるたは、JSSECの公式サイトから申し込むことが可能となっている。募集要項は、以下の通り。

募集要項

  • 対象団体 小学校、中学校、教育委員会、PTA、自治体
    ※個人利用は募集対象外
  • 配布数 先着50団体(1団体最大2セットまで)
  • セット内容 絵札20枚3セット(全60枚)、手順書1冊
  • 費用 かるた代:無償/郵送料:無償(日本国内のみ)
  • 条件 実際にかるたを活用し、アンケート調査やヒアリング調査に協力可能な団体
  • 申込期限 2025年3月31日(月)まで
    ※配布予定数に達した場合、期間内でも申し込みを終了