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【女子小学生1000人の回答を集計】半数がスマホを所有&ほぼ毎日YouTubeを視聴――小学館「JS研究所」の調査

株式会社小学館が「スマートフォンの使用状況」に関する調査結果を発表

 株式会社小学館は、小学校低学年女児向け雑誌『ぷっちぐみ』と少女まんが誌『ちゃお』の読者と家族を対象にした読者アンケートを定期的に行い「JS研究所」としてレポートを発表しているが、「スマートフォンの使用状況」の結果を2024年12月24日に発表した。同調査では、小学校高学年女子のスマートフォン所有率は50%以上で、約50%がほぼ毎日YouTubeを見ていることがわかった。

 スマートフォンの使用状況調査は、小学校高学年女子が読者層の『ちゃお』の読者とその家族に実施したもの。SNSの使用状況調査は、『ちゃお』2023年7月号での調査となっている。

 高学年女子小学生のスマートフォン所有率では、「自分のスマホを使っている」が31.2%、「自分のキッズスマホを使っている」が22%で、合計53.2%が自分のスマホを使っていることがわかる。2023年の調査では45%であったことから、所有率が約8ポイント増加した。

スマートフォン所有率

 1日のスマートフォン使用時間は「30分未満」が30.2%と最も多く、「30分以上~1時間未満」が29.2%、「1時間以上~2時間未満」となると22.8%に減少、「2時間以上~3時間未満」では10.6%とさらに減っている。

スマートフォンの使用時間

 使用目的については「友達との連絡」が約半数との結果となったほか、YouTubeについては「ほぼ毎日見る」が49.8%と最多の回答となっている。なお、SNSについては、30%の女子小学生がLINEを「ほぼ毎日見る」、29.7%が「見たことはない」と回答した。

スマートフォンの使用目的
YouTubeの使用頻度
LINEの使用頻度

 同社は、これまでの調査でも「髪型を決めるときに参考にしているもの」の上位にYouTubeとTikTokがランクインしているといい、この点からも「女子小学生が動画コンテンツを積極的に見ていることがわかる」と分析している。

 また、そのほかのSNSは「見たことはない」「ほぼ見ない」が上位。ただし、TikTokについては「ほぼ毎日見る」の回答が多かったという。

Xの使用頻度
Instagramの使用頻度
TikTokの使用頻度

 一方、スマートフォンを選ぶ基準は、「好きな色」「好きなデザイン」の順で多く、「機能」は3位。4位には「セキュリティ対策」がランクインした。

スマートフォンを選ぶ基準

<アンケート調査方法>
「スマートフォンの使用状況」に関する調査 ※『ちゃお』2024年12月号

・調査期間:2024年11月2日~11月25日
・調査対象:『ちゃお』読者またはその家族
・調査機関:自社調査
・有効回答数:応募総数:1,238、集計数:1,000
・調査方法:雑誌のハガキアンケート

「SNSの使用状況」に関する調査 ※『ちゃお』2023年7月号
・調査期間:2023年6月3日~6月23日
・調査対象:『ちゃお』読者またはその家族
・調査機関:自社調査
・有効回答数:応募総数:2,967、集計数:1,000
・調査方法:雑誌のハガキアンケート