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約70%の保護者が小学生の自由研究をお手伝い、人気のテーマは観察と工作

塾選びサービス「塾選」が自由研究について小学生の保護者100人に調査

株式会社DeltaXは、同社が運営する塾選びサービス「塾選」において、小学生の自由研究に関する調査結果を発表した。同調査は、2024年5月に小学生の子供を持つ保護者100名を対象に実施し、夏休みの自由研究における保護者の関与度や、人気の研究テーマについて明らかにしたもの。

自由研究のテーマ決めについて、子供たちが実際に行った内容を学年別に分析すると、小学校1年生から3年生では「観察」「工作」が人気となっている。

1年生と2年生は「観察」、3年生は「工作」が一番人気

小学4年生から6年生は、学年ごとに人気のテーマが異なり、4年生は「工作」、5年生は「調べ学習」、6年生は「観察」という結果となった。高学年になってできることが増え、より複雑なテーマに挑戦する傾向があることがわかる。

4年生は「工作」、5年生は「調べ学習」、6年生には「観察」が人気

子供がほかに関心を持ったテーマでは、「工作やアート」、続いて「自然・科学」「食・料理」が人気となっている。

ほかのテーマでは「工作やアート」「自然・科学」「食・料理」が人気

また、約71%の保護者が子供の自由研究を手伝っていることがわかった。特に「テーマ決め」においては、58%の家庭が親子で一緒に決めており、保護者が子供の研究活動に積極的に関与している様子が伺える。

71%の保護者が子供の自由研究を手伝っている
58%の家庭が親子で一緒に自由研究のテーマを決めている

保護者が手伝う内容は、「テーマ決め」「研究のまとめ」が半数以上を占めている。自由研究のテーマ選びや進め方で、保護者のサポートが重要となるが、過度な関与は子供の自主性を損なう可能性があるため、バランスが求められる。同社は、子供の意見を尊重しつつ、保護者がサポート役に徹することが重要としている。

保護者が手伝った内容

なお、74%の保護者が生成AIの利用に抵抗感を持っていると回答している。26%の保護者は「使用してみたい」と回答し、生成AIが気にはなっているものの、利用には至っていないことがわかった。

74%の保護者が生成AIの利用に抵抗感あり

一方で、95%の保護者が自由研究を通じて「やって良かった」と感じており、親子のコミュニケーションの深化や、子供の知的好奇心を刺激する良い機会となっていることがわかる。同調査によって、親子で楽しみながら子供の成長を支える自由研究の取り組みが重要であることが明らかになったといえるだろう。

95%の保護者が自由研究を「やって良かった」と回答