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女子小学生に調査、憧れの職業は「漫画家」が1位――「人生の先輩にしたい人」に「学校の先生」がランクイン

株式会社小学館の「JS研究所」が「将来なりたい職業」に関する調査結果を発表

株式会社小学館の「JS研究所」は、少女まんが誌『ちゃお』の2025年4月号で高学年の女子小学生とその家族に実施した「夢」に関するアンケートから、「将来なりたい職業」に関する調査結果を発表した。

【アンケート調査方法】
「夢」に関する調査 ※『ちゃお』2025年4月号

調査期間:2024年3月3日~3月18日
調査対象:『ちゃお』読者またはその家族
調査機関:自社調査
有効回答数:応募総数:1,630、集計数:1,000
調査方法:雑誌のハガキアンケート

調査では、将来なりたい職業の1位に「漫画家」が選ばれた。これは同研究所が発足した2022年以降、4年連続でのトップとなる。2位以下には「パティシエ」「YouTuber」「イラストレーター」などが続く。

20位以内には、「アイドル」(6位)、「俳優」(10位)、「モデル」(11位)、「歌手」(12位)、「声優」(14位)、「VTuber」(17位)などがランクインしており、発信することや自己表現を伴う職業が人気となっている。

なりたい職業の1位は、4年連続で「漫画家」

一方で、5位に「保育士」がランクインするなど、表舞台に立つ職業だけでなく、「学校の先生」「医師」「薬剤師」「美容師」など、資格が必要で社会的貢献性の高い職業も支持を得ている。この結果から「手に職をつけて働きたい」「直接人と関わって役に立ちたい」と考える子供が一定数いることがわかった。

2022年から2024年までの上位ランキングの推移

「人生の先輩にしたい人」では、1位が「親」となり、僅差で「学校の先生」が2位に入った。また4位には、原宿系動画クリエイターの「しなこ」氏がランクインし、SNSでの影響力がロールモデル選定に影響していることが判明した。そのほかにも「莉犬」氏や「すとぷり」など、インフルエンサーやYouTuberの名が挙がり、ネット上の存在が憧れになっていることが見て取れる。

「人生の先輩にしたい人」の1位は「親」で、2位は「学校の先生」に

現在通っている習い事を聞いたところ、1位は「ピアノ」で、やってみたい習い事は「ダンス」の回答が最多となった。そのほか、「DTM・楽曲制作」「プログラミング」も初めて10位以内に入り、自分自身の思考やセンスを表現することへの関心が高まっている。

「今やっている習い事」の1位はピアノで、「やってみたい習い事」はダンスが最も人気

ちゃお編集長は、「自分の思いや考えを発信したり、具現化したりする仕事が人気なのは、『自分も誰かを笑顔にしたい』『自分の世界を届けたい』という思いの表れではないか」とコメントしている。