ニュース

【500人に調査】子供の教育で後悔していることランキングを公開、アタムアカデミー

オンラインイラスト教室のアタムアカデミーが、子供の教育に関する意識調査の調査結果を発表

株式会社アタムが運営するオンラインイラスト教室のアタムアカデミーは、子供の教育に関するアンケート調査の結果を2025年5月19日に発表した。調査は子供を持つ500人の保護者を対象に実施し、「教育で後悔していること」「やってよかったこと」「今後大切にしたいこと」をランキング形式でまとめている。

【調査概要】
調査対象:子供がいる人
調査期間:2025年4月14日~28日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性395人/男性105人)
回答者の年代:20代 9.0%/30代 44.8%/40代 29.6%/50代以上 16.6%

同調査では、「かなりある」「少しある」で、合計90.4%の保護者が「子供の教育で何かしら後悔がある」と回答している。

子供の教育に関する後悔について、「かなりある」「少しある」の合計が90.4%に

「子供の教育で後悔していること」の1位は、「早期教育すればよかった」で16.6%を占めた。自由回答では、英語や学習塾など、子供の成長に合わせた準備の遅れを悔やむ声が多く見られた。

2位には「干渉しすぎた」(10.0%)、3位には「好きなことをさせなかった」(9.4%)が続き、保護者の関与の度合いについてバランスを取ることの難しさが浮き彫りとなった。自由を与えすぎたことへの後悔もあり、「本人に任せすぎた」(4.8%)は5位に入っている。

子供の教育に関する最大の後悔は「早期教育すればよかった」

一方で「子供の教育でやっておいてよかったこと」では、「本に触れさせる」(30.8%)が1位となり、語彙(ごい)力や創造力、好奇心の土台づくりへの関心の高さがうかがえる。次いで「子供の興味を優先する」(11.8%)、「運動をさせる」(9.8%)が上位にランクインした。

「やっておいてよかったこと」の1位は「本に触れさせる」

2位と3位の理由としては、「好きな習い事をさせたことで、幼稚園・学校以外でのつながりを持てたし、楽しみながら自信を付ける体験ができた」「3歳から体操教室に通ったことで、ジャンプや鉄棒など、体の使い方が上手になったように感じた」といった声が寄せられている。

最後に「今後子供の教育で大切にしたいこと」を聞いたところ、「子供の意思を尊重する」が54.8%で過半数を占めた。主な意見として「結局本人が興味を持たないと、意味がない。自分が子供のとき、半ば強制的に習い事をさせられていたが苦痛だったから」「自分で決めて頑張ることじゃないと後悔する」というコメントがあった。

子供の教育で大切にしたいことは「子供の意思を尊重する」(54.8%)が最多

アンケート結果を踏まえ、國學院大學人間開発学部 教授の寺本貴啓氏は、「『子供の意思を尊重する』というのは『放任』ではなく、ある範囲の中で子供に選択肢を与えること」として、さまざまなものを子供に示し、子供が興味を持ったものを試してみることや挑戦するきっかけづくりが大切とまとめている。