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小学生、将来のために勉強したいことは?~進研ゼミ小学講座の意識調査

憧れの人ベスト3は「友達」「母親」「星野アイ」

小学生の憧れの人 ランキング2023

 株式会社ベネッセコーポレーションの「進研ゼミ小学講座」では、2023年の出来事や将来に関する小学生の意識調査を1万8802人に対して実施し、その結果を発表した。憧れの人ベスト3は「友達」「お母さん」「星野アイ(推しの子)」などとなっているが、なりたい職業ではYouTuberが1位を継続し、流行語にネット発の情報を元にするものがランクインするなどした。

 調査の項目は、憧れの人、流行語、なりたい職業、将来のために勉強したいこと、印象的だったニュース、2023年を一言で表す言葉など。11月10日から26日まで調査を実施し、1万8802人から解答を得た。ベネッセによれば、各ランキングから、日常生活が戻って身近な人とのコミュニケーションの機会が増え、将来に向けて希望を持って日々を送る様子が伝わるとしている。

 調査項目別では、「憧れの人」を聞いた質問では、1位が「友達」2位が「お母さん」となり、3位に漫画「推しの子」の登場人物である「星野アイ」が入り、4位に「学校の先生」、5に「SnowMAN」、6位に野球選手の「大谷翔平選手」が入った。

 憧れの人トップ10にスポーツ選手が入ったのでは、2020年の調査開始以来で初のこと。ベネッセでは、憧れの人の活躍する場面はスポーツやアニメ、YouTubeなど多岐にわたるが、憧れの理由ではパフォーマンスだけではなく、バックグラウンドや人柄に憧れる傾向があるとしている。

小学生の流行語 ランキング2023

 また、流行語では「ひき肉です」が1位。「なぁぜなぁぜ?」が3位、「それってあなたの感想ですよね?」が4位、「草」が5位になるなど、YouTuberの言葉をはじめネット発のものが多くなり、テレビ視聴の2倍YouTubeを見る傾向のある小学生ならではの傾向。

小学生のなりたい職業 ランキング2023(男女合計)
小学生のなりたい職業 ランキング2023(男女別)

 なりたい職業では全体と男子でYouTuberが1位となり、4年連続。上位には芸能、漫画やアニメなどのエンタメ系の仕事が入っている。

将来のために勉強したいこと ランキング2023

 将来のために勉強したいこととしては、1位が「英語」、2位が「プログラミング」となり、小学生でもデジタル活用への関心が高いとしている。「英語」の理由としては、「海外で活躍したい」「外国の人と話したい」という声が多く、スポーツ選手や学者、宇宙飛行士、キャビンアテンダント、医師といった具体的な職業での使用シーンを挙げる回答も目立った。

 また、今年はChatGPTなどの生成AIが話題になったが、小学生もデジタルへの関心は高く、「プログラミング」が英語に続いて2位となった。学びたい理由には「プログラマー・ゲームクリエイターになりたいから」という声が多く寄せられた。

今年最も印象的だったニュース ランキング2023
今もっとも大人に言いたいこと ランキング2023

 印象的だったニュースでは「戦争」が1位で、ロシアとウクライナだけではなく、イスラエルとハマスの衝突もあって、子供たちも戦争に関心があり、「今、大人に言いたいこと」は小遣いやスマホ購入に関することが上位だが、6位に「戦争をやめてほしい」と入るなど、戦争についての関心が高いことが表れている。

今年を表す一言 ランキング2023

 2023年を一言で表すと「楽しかった・楽しい」がほかを抑えて1位、「最高」が2位となるなど、小学生が充実した日々を送っていたと分析している。