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「進研ゼミ」夏の自由研究コンクールの受賞作品が発表

初の試み「クリエイティブAI活用作品」に生成AIを活用したオノマトペ研究を選定

株式会社ベネッセコーポレーションの社内シンクタンクであるベネッセ教育総合研究所は、主に「進研ゼミ小学講座」と共に、全国の小学生を対象に「第20回 夏のチャレンジ 全国小学生『未来』をつくるコンクール」を開催した。

また、12月3日には、大賞と特別賞の受賞者および審査員を招き、大手町三井ホールにて「表彰式」を行った。

このコンクールは、2004年より毎年夏に実施している、小1~6年生を対象としたコンクール。普段とは違うことを体験できる夏休みの期間に、子どもたちの無限の表現力、好奇心や思考力を伸ばし育む目的で実施している。今年で20周年を迎え、夏休みの間に小学生が一生懸命取り組んだ作文・自由研究・絵画などの作品が、累計で100万点以上寄せられてきた。

今年は、作文部門、絵画部門、自由研究部門、環境部門(3~6 年生対象)の計4部門で作品の募集を行い、大賞21作品、特別賞15作品、それに加えて新たに「クリエイティブAI活用作品」1点を選定した。その他「優秀賞」として4部門合計で約210の作品を選定している。

各部門の大賞および特別賞の作品、「クリエイティブAI活用作品」の概要は「未来をつくるコンクール」のウェブサイトにて2月中に公開する予定。

自由研究部門の大賞および特別賞の受賞者および受賞作品

・6年生・大賞 杉原秀汰朗さん「ペットボトルの水を 楽に速く 出す方法とは」

・クリエイティブAI活用作品 平山心絢さん「英語にはオノマトペが少ないって本当!?」

「クリエイティブAI活用作品」に選定されたのは、「英語は日本語に比べて、オノマトペが少ないのか」という疑問を解明した小学6年生の自由研究の作品だった。本作品では、「翻訳本」「DeepL」「Google翻訳」「ChatGPT」を活用し、オノマトペ(擬音語・擬態語)を含む日本語がどのような英語表現に置き換わるかを多面的に調べる手法が、作者のより深い考察と発見につながっていた。

■作文部門の大賞および特別賞の受賞者および受賞作品

・5年生・大賞 髙橋優仁さん「ピアノの不思議な効果」

・6年生・大賞 坪井達彦さん「おいしい野菜の開発」

■環境部門の大賞および特別賞の受賞者および受賞作品

・6年生・大賞 舟木啓悟さん「身近な野草で心身健康!~簡単薬草活用術」

・6年生・特別賞 島内一樹さん「プラゴミへらそう大作戦」

■絵画部門の大賞および特別賞の受賞者および受賞作品

・6年生・特別賞 清末葵さん「大好きなぶどう」

・6年生・大賞 竹中結架さん「ケーキ作り」

※上記の他に「優秀賞」として4部門合計で約210の作品を選定している。

■コンクール運営組織

主催:ベネッセ教育総合研究所(株式会社ベネッセコーポレーション内)

共催:

  • 進研ゼミ小学講座
  • ベネッセ グリムスクール
  • ベネッセの学童クラブ

応募件数:合計19591件

  • 自由研究部門(小1~6):3685件
  • 作文部門(小1~6):8885件
  • 環境部門(小3~6):247件
  • 絵画部門:6774件