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読書感想文の書き方、4つのポイントを大公開!
Gakkenが読書感想文講座を開催
2024年8月12日 14:00
株式会社学研ホールディングスのグループ会社、株式会社Gakkenは、書籍『必ず書ける あなうめ読書感想文 改訂版』(監修:青木伸生、文:粟生こずえ)の担当編集者による読書感想文講座を7月26日に開催した。講座には、Gakkenアフタースクール八王子を利用する小学生13人が参加して、読書感想文の書き方を学んだ。
同書は、「何について、どのように書けばいいかわからない」という人を対象とした、空欄を埋めるだけでしっかりとした感想文が書けるガイド本。自分に合った「あなうめパターン」がわかる診断チャートや、適切な表現が見つかる「言いかえじてん」を掲載している。
講座で紹介した読書感想文のポイントは、以下の4つ。
①好きな本を読む
最初のポイントは、本の選び方について。読書が苦手な場合は、「やらされている感」でいっぱいになり、読書感想文が苦痛になってしまうとして、子供自身が興味を持ち、楽しんで読める本を選ぶことが大切だとアドバイス。
長い文章が苦手な場合は、短編集や図鑑を選ぶほか、過去に読んで気に入った本を選ぶのもお勧めとのこと。
②何について書くかを決める
本を読んで印象に残ったことや興味を持ったところ、自分に重なって考えたことに着目して、書く内容の大枠を決める。
- 本の中に自分と似た登場人物がいる→「登場人物」について書く
- 本の中に好きなせりふがある→「好きなせりふ」について書き出してみる
- 本の中に好きな場面がある→「好きな場面」を書く
- その本を選んだ理由がある→「本を読んだきっかけ」について書いてみる
- 登場人物に伝えたいことがある→「登場人物に伝えたいこと」を書く
講座に参加した子供たちは、同書の診断チャートを使って、書く内容を決めた。
③自分の考えを言葉にする
読書感想文を書くうえで、自分の考えを言葉にすることが大切だが、子供にとっては難しい。講座では、最初から長い文章を考えるのではなく、頭の中にある漠然としたイメージをひと言ずつ言語化するアプローチを提案。考えを深めるための質問を投げかけ、答えを口に出して書き出すことで整理され、文章化が進むという。
- 好きな登場人物は誰?
- その人はどんな性格?
- どんな場面からそう思った?
- 同じような場面で、あなたならどうする?
④すてきな言葉に言い換える
最後に紹介したのは、読書感想文の質を向上させるテクニック。本の感想を書いていると、ついつい「面白かった」「楽しかった」「驚いた」という、ありきたりな言葉を多用してしまうことがある。そうした言葉を言い換えることで、すてきな感想文が仕上がるというのだ。
(例)「面白かった」の場合
・物語の世界にぐんぐん引き込まれました
・最初から最後まで、一気に読んでしまいました
(例)読みながら笑ったことを表現
・おなかをかかえて笑ってしまいました。
・読みながらゲラゲラと笑い転げました
なお、同社によると、「この本があれば、一人でかんそう文がかけそう(小1)」「『あなうめ』すればいいだけだからかんたん(小2)」「読書感想文がとくいになった気がしてうれしかった(小3)」「毎年後回しにしていたのが噓のように、いろいろな本を持ってきて『この本でも書いてみる!』と自ら進んで書くようになりました(小3・保護者)」といった声が寄せられているという。
書誌情報
書名:『必ず書ける あなうめ読書感想文 改訂版』
監修:青木伸生(元・筑波大学附属小学校教諭)
文:粟生こずえ
定価:1,210円(本体1,100円+税10%)
発売日:2024年6月6日
判型:B5変型判
ページ数:136ページ
ISBN:9784052058981
発行:株式会社Gakken