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ある日、突然「特別支援学級」の担任に!?

Gakkenからマンガと図解で学べる教員向け入門書が登場

『マンガでわかる はじめて特別支援学級の担任になったら 教師と子どもが成長する学級経営』(川上康則 著/山本 篤 漫画/発行:株式会社Gakken)

株式会社学研ホールディングスのグループ会社、株式会社Gakkenは『マンガでわかる はじめて特別支援学級の担任になったら 教師と子どもが成長する学級経営』を2024年8月8日に発売した。

同書籍は、特別支援教育の対象児が増えている現状に対応し、特別支援学級の担任を初めて務める教員向けに作られた入門書である。マンガや図解を通じて、1年間の仕事の流れのほか、子供・保護者との関わり方、教師としてのマインドセットを学べる内容となっている。

マンガや図解で仕事の流れのほか、子供・保護者との関わり方、教員としてのマインドセットを学べる

特別支援学級を担当する教員の数は不足しており、初任者や転任者が急に担当するケースが多くなっている。同書の主人公「カケル」もそんな教員の一人。教師10年目にして、特別支援学級の担任に突然指名された新米担任カケルの1年間のストーリーを追いながら、担任の仕事の流れや指導計画の立案方法を解説する。

仕事の流れや指導計画の立案方法を解説

また、主人公が遭遇する出来事を通じて、発達障害や知的障害のある子供の実態を把握する方法や指導方法のほか、保護者や特別支援教育コーディネーターとの関わり方を紹介。教師としての在り方を学ぶことができる。

子供や保護者、関係者との関わり方がわかる

さらに、特別支援教育ならではの視点のほか、通常とは異なる枠組みや視点で長所やポジティブな捉え方を見つける「リフレーミング」、発達理論や指導計画のほか、教員が「折れない心」を持つ心構えなども取り上げている。

ストーリーを進めながら専門性を高められる

巻末には、特別支援学級に関する「基本用語解説集」を掲載。初めて特別支援学級の担任を務める教員のほか、指導に当たる主任、特別支援学校や通級指導に当たる教員、教職を目指す大学生にも役立つ内容となっている。

わかりやすい基本用語解説付きで安心

著者の川上康則氏は、東京都杉並区立済美養護学校の主任教諭であり、立教大学の兼任講師も務める公認心理師・臨床心理発達士である。共著を含め、『教室マルトリートメント』『不適切な関わりを予防する 教室「安全基地」化計画』(以上、東洋館出版社)、『子どもの心の受け止め方 発達につまずきのある子を伸ばすヒント』(光村図書出版)、『気になる子の体育』『気になる子もいっしょに 体育ではじめる学級づくり』(以上、Gakken)などの著書がある。