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小5のAI作品が自由研究の最優秀賞に!「パソコン×自由研究コンテスト2024」審査結果を発表

学研キッズネットが開催した「パソコン×自由研究コンテスト2023」

株式会社 学研ホールディングスのグループ会社、株式会社Gakkenは、2024年夏に開催した「楽しく作れる! 楽しく学べる! パソコン×自由研究コンテスト2024」の審査結果を「学研キッズネット」にて発表した。

同コンテストは、小中学生がパソコンやタブレットで制作した自由研究の作品を募集している。2019年よりコンテストを開始し、6回目を迎えた今年は小学生の部と中学生の部で、最優秀賞1作品と優秀賞4作品を選考した。いずれも、身の回りの疑問や課題を見つけ、生成AIなどの最新ツールを使いながら、自分なりの工夫を尽くして解決を目指した力作ぞろいとなっている。

今回、最優秀賞に選ばれたのは、下記の2作品。

・小学生の部「赤ちゃん(弟)が泣きやむAI曲作り」
(藤沢市立浜見小学校5年 釼持結人さん)

小学生の部 最優秀賞「赤ちゃん(弟)が泣きやむAI曲作り」

小学生の部最優秀賞は、0歳の弟が泣き止む曲の共通点を分析し、オリジナルの「赤ちゃんが泣き止む曲」を作った研究。課題の設定から分析、仮説と検証など一連の過程を論理的に進め、生成AIをうまく活用している点が評価された。

赤ちゃんが泣きやむ曲の共通点を考え、AI音楽作成アプリ「Suno AI」で作曲した

・中学生の部「商売とは科学なのか」
(熊本県大津町立大津北中学校3年 関 悠李さん)

小学生の部 最優秀賞「赤ちゃん(弟)が泣きやむAI曲作り」

中学生の部最優秀賞は、自身の進路と家族の仕事から見つけた「商売は科学なのか」という疑問について実証実験を重ねた研究。スーパーの一角で商品を販売し、データを取りながらどんな商品が売れるかを調査したもの。日常生活のさまざまな活動を科学的に捉える重要性を示す作品となっている。

実際に売り場に立って販売を行った結果を科学的に分析

学研キッズネットでは、最優秀賞作品のほか、入賞作品8点と昨年の最優秀作品2点を掲載。また、2020年から2023年度の歴代入賞作品も紹介している。

過去の入賞作品を見ることができる

同社は、入賞作品を広く公開することで、子供たちが課題を見つけて研究・探究する楽しさや、今後の自由研究の取り組みにつながることを期待している。