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小2が「スタートアップJr.アワード」で文部科学大臣賞を受賞
2025年3月21日 15:00
株式会社Griteenは、同社が運営する女子特化型プログラミングスクール「griteen(グリティーン)」のパーソナルコースに通う小学2年生の池田晴香さんが、2025年3月1日に開催された「スタートアップJr.アワード2024」決勝大会で、グランプリである文部科学大臣賞を受賞したことを発表した。
スタートアップJr.アワードは、文部科学省後援のもと、小中学生が社会課題の解決策を発表する全国大会である。今回は2,214名・1,087組がエントリーし、小学生部門では池田さんを含む3組がファイナリストに選出された。
池田さんは、周囲の困り事を調査するために友達へのインタビューを実施。その中で「帰り道が一人で怖い」という悩みを聞き、「小学生の女の子が帰り道で安心できる仕組みを作るには」という問いを立て、子供たちが自由に待ち合わせできるアプリを開発することを決めた。
アプリはCanvaでデザインし、400以上のコードブロックを組み合わせてプロトタイプを開発。25人のユーザーにアプリをテストしてもらい、92%が「とても使いたい」と評価した。保護者から寄せられた「親との居場所共有機能があるといい」といったフィードバックなどを反映し、griteenにプレゼンテーションの指導を受け、大会本番に臨んだ。
決勝大会では、会場の東京証券取引所で堂々としたプレゼンテーションを披露。池田さんは、特別審査員の尾木直樹(尾木ママ)氏から直接トロフィーを授与され、副賞として大阪万博のチケットが贈られた。
griteenのパーソナルコースは、目標達成に向けてプロ講師が個別に指導する子供向けのオンライン授業だ。プログラミングで作品を完成させることだけが目的でなく、「伝える力」を育てるカリキュラムが特徴となっている。
池田さんはプログラミングを始めて半年という短期間で成果を上げており、「『友達と楽しくおしゃべりしながら帰れる未来』を実現するため、今後も改良を重ねてより安全な社会を作ることを目指す」と話しているという。