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小6制作のフードロス解消アプリが優勝!小学生プログラミングコンテスト「Tech Kids Grand Prix 2024」

株式会社CA Tech Kidsと株式会社テレビ朝日が共催する小学生向けのプログラミングコンテスト「Tech Kids Grand Prix 2024」の本選決勝を2025年3月2日に開催

子供向けプログラミング教育事業を手がける株式会社CA Tech Kidsと株式会社テレビ朝日は、小学生向けのプログラミングコンテスト「Tech Kids Grand Prix 2024」の本選決勝を2025年3月2日に開催し、受賞者を発表した。

Tech Kids Grand Prixは、全国の小学生を対象としたプログラミングコンテストで、2018年から毎年開催されている。2024年度大会には全国から10,034件の応募があり、1次〜4次のエリア予選を勝ち抜いた10名のファイナリストが決勝に進出。審査は、ビジョン(VISION)、プロダクト(PRODUCT)、プレゼンテーション(PRESENTATION)の3つの観点で行われた。

総合優勝に輝いたのは、山形県の小学6年生、三浦 知(みうら とも)さんの作品「お結び」。このアプリは、食品ロス削減と貧困対策を目的としたマッチングアプリで、店舗で余った食品をプッシュ通知で必要な人に知らせ、直接受け取れる仕組みを提供する。

【総合優勝(Tech Kids Grand Prix)】三浦 知さん 北海道東北エリア代表(山形県/小学6年生) 作品:「お結び」-食品ロスと貧困を結ぶ-

準優勝には鳥取県の小学6年生、葛井惇之祐(かつい じゅんのすけ)さんの「デジカン」が選ばれた。この作品は、漢字を楽しく学ぶミニゲーム集で、パズルや読み仮名を当てるゲームを通じて漢字に親しめる。

【準優勝】葛井惇之祐さん 中四国エリア代表(鳥取県/小学6年生) 作品:「デジカン」

VISION AWARDは、香川県の小学5年生、鎌田千記理(かまだ ちきり)さんのメンタルヘルスチェックアプリ「ここみる」、PRODUCT AWARDは埼玉県の小学5年生、野村秋人(のむら あきと)さん制作の社会問題に焦点を当てたオープンワールドゲーム「Change The World」が受賞した。

【VISION AWARD】鎌田千記理さん 中四国エリア代表(香川県/小学5年生) 作品:メンタルヘルスチェックアプリ「ここみる」
【PRODUCT AWARD】野村秋人さん 関東エリア代表(埼玉県/小学5年生) 作品:「Change The World」

また、PRESENTATION AWARDは、東京都の小学3年生、伊藤 彰(いとう あきら)さんの経済を学べるすごろくゲーム「すごろくオッカネー」、Cygames賞には岡山県の小学4年生、杭田賢太(くいだ けんた)さんの「忘れ物防止プログラム」が受賞している。

【PRESENTATION AWARD】伊藤 彰さん 関東エリア代表(東京都/小学3年生) 作品:「すごろくオッカネー」
【Cygames賞】杭田賢太さん 中四国エリア代表(岡山県/小学4年生) 作品:「忘れ物防止プログラム」

そのほか、協賛企業賞として、Facebook Japan賞、マイクロソフト賞、東急賞、CyberAgent賞が授与された。

決勝プレゼンテーションの審査員を務めた株式会社Cygames CTO室 Technical Directorの永谷真澄氏は、「大会の初期は『小学生がプログラミングをしていること』自体が珍しくすごいことだったが、今では当たり前になりつつある。その上で、プログラミング以外のことを多角的に学び、調査やヒアリングを重ねながら、作品として仕上げている様子を見て、素晴らしいと感じた」とコメントしている。