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12組の中高生が力作を披露、「アプリ甲子園2024」決勝大会を11月17日に開催
2024年10月29日 08:45
アプリ甲子園実行委員会(株式会社丸井グループ、ライフイズテック株式会社)が主催する中高生向けアプリ開発コンテスト「アプリ甲子園2024」の決勝大会が、11月17日(日)に東京都中央区のTODAホール&カンファレンス東京で開催される。当日は、一般開発部門とAI開発部門で選出された12組の中高生開発者が一堂に会し、公開プレゼンテーションを実施する。
同大会は、次世代クリエイターの発掘と育成を目的に2011年から開催され、スマートフォン向けアプリやWebアプリを全国から募集し、技術力と企画力の両面で優れた作品を表彰している。今年の大会では、新たにAI開発部門も設けられており、生成AI技術を駆使した作品が集まった。
決勝大会は13時から18時まで行われ、中高生開発者のプレゼンテーションのほか、東大発の知的メディア「QuizKnock」の須貝駿貴氏とfalcon氏によるスペシャルトークセッションと「アイデア部門」の表彰式を実施する予定だ。
大会の様子はYouTubeでライブ配信され、現地での観覧も可能。現地観覧の場合は、公式サイトから事前申し込みが必要となっている。
同大会の決勝進出者とアプリ内容は、以下の通り(敬称略・代表者氏名のみ/五十音順)。
一般開発部門
アプリ名:mappy
氏名:伊藤璃乃(高校2年生)
mappyは、場所と思い出をつなげることができるアプリ。写真・音楽・手紙を選んで、それらを思い出の場所にリンクさせることで、その場所と結びつく感情や記憶を鮮明に残すことができる。時間が経っても、その場所を訪れるたびに、当時の感情や思い出を鮮明に思い返すことができる。
アプリ名:Puppeteer
氏名:宇枝礼央(高校2年生)
Puppeteerは、自分の手をコントローラーとして「5本の指」でパペットを操作してアスレチックをこなすアドベンチャーゲーム。糸のないパペットは、すぐにはいうことを聞いてくれないが、練習を積むことでだんだんとスムーズに動けるようになる。
アプリ名:ヨジくる
氏名:宇枝礼央(高校2年生)
「ヨジくる」は、四次元の回転をテーマにした、新感覚の迷路ゲーム。
アプリ名:CumPresens
氏名:大和田哲汰(中学3年生)
CumPresensは、小学生のためのプレゼンテーションソフト。小学生が使いやすいよう、「シンプル」かつ「直感的なUI/UX」を実現した。
アプリ名:TrashTrace
氏名:酒井涼雅(高校3年生)
「TrashTrace」は、町を自発的に清掃する人向けのSNSアプリ。清掃者は清掃した場所でゴミの写真を撮ることで、地図上に点を打ち、消えない線を描くことができる。線が描かれた状態を地上絵として投稿してメッセージを送り合ったり、作品を作ることで、ミッション達成バッジを得たりすることができる。
アプリ名:バテシェア
氏名:高橋海斗(中学2年生)
「バテシェア」は、スマートフォンのバッテリー残量をシェアするSNS。リアルタイムで友達とバッテリー残量を共有することで、自分の状況や状態について友達にシェアできる。
アプリ名:第76回向陽祭
氏名:中野 翔(高校2年生)
学校祭アプリのスタンダードとなるべく、名古屋市立向陽高等学校の「向陽祭」のために生徒のみで制作。混雑の解消を目的として、スマートフォンだけで完結する整理券システムや混雑度表示の機能を搭載。不正防止も含め、最小限のコストで向陽祭に欠かせないアプリとなったという。
アプリ名:BentoPalette
氏名:吉田祐梨(中学3年生)
BentoPaletteは、テンプレートを使い、短時間で彩り豊かなお弁当を作るコンセプトのモバイルアプリ。
AI開発部門
アプリ名:Chappy
氏名:川口明莉(中学2年生)
Chappyは、教科書の写真を撮影して、AIがその写真を元に問題を作成するアプリ。
アプリ名:Handy
氏名:田上陽太(高校3年生)
「Handy」は、聴覚障がい者が日常的に使用する手話をリアルタイムでテキストに変換するアプリ。Googleの画像処理技術「MediaPipe」を活用して手話の骨格データを取得し、プロトタイプ学習と独自開発したアルゴリズムを組み合わせた機械学習アーキテクチャにより、ユーザーの手話を瞬時にテキスト化する。
アプリ名:TutoriaLLM
氏名:得丸創生(高校3年生)
子供たちがAIとの対話を通してプログラミングを楽しく学べるアプリ。AIがユーザーの行動に反応し、チュートリアルに基づいたプログラミングを指導する。子供たちは指示されたことをこなすのではなく、自ら考え、試行錯誤しながらプログラミングの概念を身に付けることができる。
アプリ名:Yappy!
氏名:森 杏菜(高校2年生)
「やっほー×Happy」がコンセプトのYappy!は、「話す」だけで、感情とともに1日を振り返ることが可能。「話す」だけで記録し、声のトーンなどから感情を分析。感情を色で記録する3つのコア機能を持つ。