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子供たちがVR技術を活用した研究成果を発表、「防災」をテーマとする第2回大阪市大会を1月26日に開催

「防災」を推奨テーマとする「子ども・学生VR自由研究大会」の第2回大阪市大会を2025年1月26日(日)に開催

一般社団法人子ども・学生VR自由研究大会組織委員会が主催する「子ども・学生VR自由研究大会」の第2回大阪市大会が、2025年1月26日(日)に開催される。同大会では、「防災」を推奨テーマとして掲げ、子供たちが自由な発想でVR技術を活用した研究成果を発表する場を提供する。

同大会は、体験型防災学習施設「大阪市立阿倍野防災センター あべのタスカル」が会場となっており、同施設では地震発生直後から避難するまでの間に取るべき行動や初期消火の手順、煙の中で避難する方法や津波避難、余震体験を通じて防災に対する知識と技術を学ぶことが可能だ。

当日は、あべのタスカルを見学し、参加者はVRを利用した自由研究のヒントを探す。また、米Googleのマネージャーがメタバース上にアバターで登場し、生成AI「Gemini」による研究テーマの提案や画像生成のデモを実施。VR研究倫理学会の専門家が、子供にもわかる言葉でVR・AI倫理の重要性を解説する。

参加者は、倫理的な観点を取り入れたVR自由研究の進め方やAIを倫理的に活用しながら、探究学習を進める方法を学ぶことができる。参加対象は小学生から大学生やその保護者、教育関係者などで、参加費は無料。定員は会場が30名、オンラインが100名となっており、参加には事前登録が必要。

大会概要は、以下の通り。

名称:第2回大阪市大会「ええやん!ぼくらのアイデアでつくる未来」
日時:2025年1月26日(日)13時~16時
定員:事前登録制
会場:30名
オンライン:100名(Zoom)
参加対象:小学生から大学生まで、その他親子や学校関係者、教育関係者
参加費:無料
会場:大阪市立阿倍野防災センターあべのタスカル
   〒545-0052 大阪市阿倍野区阿倍野筋3丁目13番23号 あべのフォルサ 3F

同委員会は、教育や医療・防災・エンターテインメントといった分野で、VR技術を活用した社会課題解決を目指している。特に、子供たちの発想力を生かし、VR/AI技術と組み合わせることで、未来の科学者育成や社会貢献を目指す取り組みを実施、さらなる発展に向けて共同研究者やスポンサーを募集中だ。

また、VR技術を応用した教育コンテンツ開発や地域活性化の研究も進行中だ。公益財団法人東京動物園協会 教育普及センターと連携し、AR空間ビデオを利用した動物園体験プログラムに開発に着手する。将来的には、上野動物園や葛西臨海水族園、井の頭自然文化園において、AR空間ビデオをはじめとするVR/AR技術を活用した魅力的なコンテンツを開発するとしている。