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ポケモンの生態を科学で読み解く!『ポケモン生態図鑑』小学館から発売

株式会社小学館が、ポケットモンスターの公式図鑑『ポケモン生態図鑑』を2025年6月18日に発売

株式会社小学館は、公式図鑑『ポケモン生態図鑑』を2025年6月18日に発売した。同書では、ポケモンの生態を現実の動物行動学や生態学の視点でまとめている。

同書は、「ポケットモンスター」シリーズに登場する「ポケモン図鑑」に掲載されているポケモンの生態情報をもとに制作。すべての図鑑に掲載されている合計7500以上におよぶ生態情報を改めて調査し、その中から厳選したものを生き物の行動学や生態学などの視点で再構成した。

「縄張りをアピールする方法の違い」「泳いでいるときの動き」「飛んでいるポケモンの様子」「行動や体の特徴」といった視点から生態を調査

例えば、ポケモン同士の関わりに関するテーマでは、仲間をつくって生活するポケモンを取り上げ、群れで攻撃するポケモンや群れで守るポケモンなど、ポケモンたちの群れの様子を詳しく図説している。

ポケモンの群れに関する図説

ポケモンの生活については、体の特徴や食事、睡眠、ほかのポケモンとのつながり、移動能力など、専門家の見地から、ポケモンを観察・分析。いろいろなポケモンの生態の「違い」「共通点」「法則」「つながり」のほか、1つのポケモンをさまざまな切り口で調べるなど、大きく4つの視点に分けて解説した。

第1章 ポケモンのすがたや形

オス・メスの違い、リージョンフォームなど生息環境によって変わる姿、フォルムチェンジや進化の不思議など、体の特徴と生態の関係を紹介。

第1章 ポケモンのすがたや形(12~13ページより)

第2章 ポケモンの生活

えさを取るためのさまざまな工夫、体温調節の方法、昼夜・月の満ち欠け・季節などの変化に合わせた生活リズム、睡眠の特徴などを解説。

第2章 ポケモンの生活(38~39ページより)

第3章 ポケモン同士の関わり

協力関係、相手をだます戦略、なわばり争い、群れなど、ポケモン同士の関わり合いを解説。人との共存についても説明する。

第3章 ポケモン同士の関わり(72~73ページより)

第4章 ポケモンの移動能力

走る、泳ぐ、空を飛ぶなど、多種多様にわたる移動方法は、ポケモンの大きな魅力の1つ。その能力を観察し、比較することで、生態の違いを解き明かす。

第4章 ポケモンの移動能力(128~129ページより)

同書の企画・構成・執筆に携わったのは、株式会社ポケモンに所属する米原善成(よねはら よしなり)氏。東京大学大学院で海鳥の行動生態を研究した経歴を持つ。イラストは、東京大学大学院で海洋動物の行動生態学や潜水生理学を学び、動物生態の専門家でもある、きのしたちひろ氏が担当。ポケモンの生態にフォーカスを当て、特徴や違いをわかりやすくフルカラーで描き下ろした。

なお、同書の世界観を展開したジグソーパズルやお風呂ポスター、Tシャツなど、全14種のグッズをポケモンセンターとポケモンセンターオンラインで発売中だ。詳細は、ポケットモンスターオフィシャルサイトで確認できる。

『ポケモン生態図鑑』をテーマにした全14種のグッズを販売中

書誌情報

書名:ポケモン生態図鑑
著者:株式会社ポケモン
イラスト:きのしたちひろ
発売日:2025年6月18日
定価:1,430円(本体1,300円+税10%)
判型:A5判
ISBN:9784092274266
ページ数:192ページ
発行:株式会社小学館

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