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小学校入学前後の「認識ギャップ」、教員・保育者・保護者907名に調査
2026年5月14日 15:00
株式会社小学館は、教員向けメディアの「みんなの教育技術」と保育者向けプラットフォーム「ほいくる」、子育てメディア「HugKum」との合同で実施した「教育に関するアンケート調査」の結果を2026年5月13日に発表した。
対象は小学校教員226名と保育者132名、保護者549名の計907名で、小学校入学前後の時期において三者の認識に差があることが明らかになっている。
小学校入学時点で子供に育っていてほしい力については、教員と保育者で重視する力の優先順位が大きく異なった。教員は、「身辺自立」(88.1%)や「指示を聞いて行動する力」(67.3%)など、学校生活を送るための行動や規律を重視。保育者は、「感情を言葉で表現する力」(70.5%)、「友だちと協力する力」(47.7%)など、情緒面や対人関係の基盤を重視していることがわかった。
保育内容に対する評価については、保育者の認識と教員の期待との間に大きな隔たりが見られる。
保育者の50.8%は、「小学校の教員から、遊び中心で指導がないと思われている」と感じており、27.3%は「学力軽視と思われている」ことに不安を持っていた。一方で、小学校教員が園に対して「学力の基礎」を期待している割合は1.3%にとどまっており、教員が求める期待の最多は「集団行動のルール理解」(45.6%)となっている。
学習のつまずきの原因については、教員と保護者の間で大きな差が見られた。教員の57.5%は、「子供の学習におけるつまずきの原因」について、保護者が学校のせいと考えているのではないかと推測。一方、「学校任せでよい」と回答した保護者は0.7%(549名中4名)にとどまった。
多くの保護者は、「情緒面の支え」(81.8%)、「しつけ」(75.2%)、「学習習慣」(61.4%)など、家庭の役割を明確に認識していることが判明している。
園への評価については、保育者と保護者で認識が異なる。保育者のうち、「園が生活の場として評価されている」と認識している割合は20.5%だった。一方で、保護者の50.6%は、園を単なる預かり先ではなく、家庭と並ぶ「生活の場」として見ている。自由記述では、保護者から園への感謝の声が多く寄せられているという。
就学接続における課題は、教員・保育者・保護者が異なる観点から不安を抱いていることがわかった。
教員は「発達理解のズレ」(27.4%)や「情報共有不足」(22.6%)など、大人同士の連携を課題に挙げた。保育者は「支援体制の引き継ぎ」(42.4%)を中心に、特に情緒面や対人関係に関する情報共有の不足を懸念している。保護者は「友人関係」(51.9%)を最も不安視しており、「学習についていけるか(20.8%)」を大きく上回った。
調査結果では、三者の間に対立があるのではなく、それぞれの期待や不安が十分に共有されていないことが課題として示されている。
調査対象:小学校教師226名、保育者132名、保護者549名
合計:907名
調査方法:インターネット調査
実施主体:みんなの教育技術、ほいくる、HugKum(小学館)































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