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教育AI活用協会と小学館、AI活用実践コンテストを開催──教員現場での事例を募集

一般社団法人教育AI活用協会と、株式会社小学館の教育情報サイト「みんなの教育技術」編集部が「学校現場のAI活用実践コンテスト2025」を開催

一般社団法人教育AI活用協会は、株式会社小学館が運営する教育情報サイト「みんなの教育技術」編集部と「学校現場のAI活用実践コンテスト2025」を開催すると2025年9月9日に発表した。

同コンテストは、授業実践部門、児童生徒支援部門(主に授業外での実践)、校務改善部門の3つの応募部門に分かれており、教育現場で生成AIを活用した取り組みや創意工夫を広く共有することを目的としている。対象は全国の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校に勤務する教員で、個人または最大5名のチームで応募可能だ。

応募期間は2025年10月23日(木)までで、10月下旬から11月上旬にかけて書類およびプレゼンテーション動画による一次審査を実施し、各部門から3〜5名のファイナリストを選出。11月16日(日)にZoomを利用した最終プレゼン審査会を実施し、東京大学で開催されるイベント内でライブ配信する予定となっている。

審査は、教育現場・教育学・AI活用の専門家5名と主催者によって構成された委員会が担当。実行性や教育的効果のほか、独自性、汎用性、ツールの特性理解、プレゼンテーションの明瞭さなどを審査観点とする。応募条件は、文部科学省が示す生成AIの活用ガイドラインに準拠した実践であるほか、ChatGPTやGeminiなどの汎用モデルに加え、教育分野に特化したAIツールによる実践も含まれる。

■審査員

京都橘大学 発達教育学部 教授 池田 修氏
早稲田大学 教職大学院 教授 田中博之氏
北海道函館市立小学校 教諭/実践者 藤原友和氏
Ddrive株式会社/一般社団法人教育AI活用協会 古田裕子氏
札幌国際大学 全学共通教育部 情報教育部門 准教授 安井政樹氏

最終プレゼン審査会はオンライン観覧も可能で、PeatixのWebページから申し込みが可能だ。