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部活をやめた理由、中高生の半数が「人間関係に疲れた」と回答 ニフティキッズ調査
2025年3月24日 15:00
ニフティ株式会社は、同社が運営する子供向けサイト「ニフティキッズ」にて実施した「部活」に関するアンケート調査の結果を2025年3月21日に発表した。
【調査概要】
・アンケート実施期間 2025年1月7日(火)~2月3日(月)
・調査機関 自社調査
・調査対象 小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者
・有効回答数 1,914件
・調査方法 インターネット調査
同調査によると、小学生の80.1%、中高生の86.2%が学校のクラブや部活動に所属していると回答した。
小学生が所属しているクラブを聞いたところ、「図工・美術・イラスト」(17.8%)、「家庭科・手芸」(12.8%)などの文化系が上位となった。スポーツ系では、「バドミントン」が5.7%と最も人気で、僅差で「ダンス」が5.5%と続く。
小学生に調査した「中学生になったら入りたい部活」については、「吹奏楽」(11.9%)と「美術」(11.1%)に人気が集まる結果となっている。続いてバドミントン、バスケットボール、テニスなど、スポーツ系の部活が上位に入った。
一方で、中高生に現在所属する部活を聞いたところ、「吹奏楽」(23.4%)が第1位で、次いで「美術」(9.2%)、「テニス」(7.4%)と続く。
中高生が入部したきっかけとしては、「仮入部や見学で気に入ったから」と「活動が楽しそうだったから」などの声が多かった。
部活に所属している中高生の活動については、「土日どちらかは活動」が過半数を占めている。「土日両方活動」の9.4%と合わせると66.4%となり、およそ3分の2の中高生は休日も部活動に時間を費やしていることが判明した。
逆に、部活に所属していない中高生に理由を聞いたところ、引退を除く理由で、「以前は部活に所属していたがやめた」が最多となった。次いで「興味のある部活がない」も3割近くを占めており、学校が提供する部活と生徒の興味が異なっているのではないかと同社は分析している。
さらに、中高生が部活をやめた理由として、57.8%が「人間関係に疲れたから」と回答を寄せている。「部活が体力的に厳しいから」(35.6)は、第2位となっており、部活動における人間関係の難しさがうかがえる。
家族から勧められた部活に関する設問では、吹奏楽が最も多く、次いで陸上、バスケットボール、テニス、バドミントンとスポーツ系の部活が続いている。一方で、41.5%の子供たちが「おうちの人に勧められたことはない」と回答しており、子供たちの自主的な選択を尊重する家庭が多い傾向が見られる。
部活に所属して良かった点を中高生に聞いたところ、以下の意見が寄せられた。主に、技術が身に付くことや人間関係の幅が広がることが挙げられている。
- たくさんの友達や先輩、後輩に出会えたことや、楽しいと思えることがあること!
- みんなと一緒に活動することで団結力とか、仲が深まった
- コンクールがたくさんあるので、自分の実力を発揮できる
- 自分の実力が伸びて試合で勝てるとやってて良かったって思う!
- 上下関係や礼儀を学べる