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小中学生の好きな教科は「社会」、苦手教科は「算数・数学」 ニフティキッズ調査

「ニフティキッズ」が、小中学生を中心とした子供たちを対象とした「勉強」に関するアンケートの調査結果を発表

ニフティ株式会社が運営する「ニフティキッズ」は、小中学生を中心とした子供たちを対象とした「勉強」に関するアンケート調査の結果を2025年2月20日に発表した。調査には2,098人が回答し、好きな教科や苦手な教科、勉強方法についてのデータが明らかになっている。

【調査概要】
・アンケート実施期間 2024年12月10日(火)~2025年1月6日(月)
・調査機関 自社調査
・調査対象 小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者
・有効回答数 2,098件
・調査方法 インターネット調査

調査結果によると、小中学生ともに最も人気が高かった教科は「社会」だった。2位は小学生が「算数・数学」、中学生は「英語・外国語活動」で、小学生に最も不人気な「英語・外国語活動」が、中学生には人気科目となっている。

小中学生ともに最も人気が高かった教科は「社会」

5教科以外で一番好きな教科を聞いたところ、小学生では「図工・美術」、中学生では「音楽」が1位にランクインした。小中学生全体で「情報・プログラミング」の授業は第5位(7.3%)となっている。

5教科以外で一番好きな教科について

一方、一番苦手な教科は小中学生ともに「算数・数学」、2位は「英語・外国語活動」となった。同社によると、1位と2位の差から「算数・数学」を苦手と感じる人が特に多く、2024年の調査でも同様の結果となっているという。

一番苦手な教科は小中学生ともに「算数・数学」

さらに、5教科以外で一番苦手な教科を聞いたところ、小中学生ともに「体育・保健体育」と回答した。小学生で35.1%、中学生で42.6%の人が「苦手」と答えているため、中学生の方がより「体育・保健体育」に苦手意識を持っていると同社は分析している。

5教科以外で一番苦手な教科は「体育・保健体育」

勉強でわからないことがあったときの行動については、64.5%の小中学生が「自分で調べる」と回答している。「友だちに聞く」「おうちの人に聞く」が上位に入っていることから、まずは身近な人に聞いて解決しようとする傾向が見られる。

勉強でわからないことがあったときの行動について

暗記項目の覚え方に関する調査では、暗記科目は「見て覚える」が60.1%で最多となった。2位は56%の「たくさん書く」で1位と大きな差はなく、3位以下は「声に出す」「色ペンとチェックシートを使う」などと続く。

暗記科目の覚え方について

受験経験についての調査では、小中学生の8割以上が「受験をしたことがない」と回答し、高校受験が初めての受験となるケースが大半であることが判明した。

受験経験の有無について

一方、受験の経験がある人に受験歴を聞いたところ、小学生の約4割が幼稚園受験を経験していることがわかった。中学生では「小学校受験」と「幼稚園受験」を経験した人が2割程度となっており、小中学生全体で小学校受験の割合が4割を超えていることから、小学校受験をする人が増加している傾向がうかがえる。

これまでの受験経験について

受験体験がある人からは、良かったと思うこととして、次のような回答が寄せられている。

  • 高校を受験しなくてよくなるから、みんなが勉強している時期に遊べる!!
  • 自分と同じレベルの人と勉強でき、教え合えること
  • 勉強する習慣が付いた
  • 学校の治安が良い! すごい平和
  • 授業で受験勉強の成果が出たとき!

最後に、学校の授業に追加したい科目についての質問では、「eスポーツ・ゲーム」「SNSの使い方」「お金の管理(投資など)」といった現代的なテーマが多く挙げられた。特に、SNSを巡るトラブルが増えていることから、「SNSの安全な利用方法を知るための授業が必要」という声も寄せられているという。