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SNSトラブルを疑似体験、子供の判断力を養う体験ワークショップを3月26日に実施

特定非営利活動法人日本シニアデジタルサポート協会が、小学生向けデジタルリテラシープログラムの体験・ディスカッションイベントを2026年3月26日(木)に開催(出典:特定非営利活動法人日本シニアデジタルサポート協会、以下同じく)

特定非営利活動法人日本シニアデジタルサポート協会は、学校・教育関係者、行政担当者、保護者、小学生を対象に、デジタルリテラシープログラムの体験・ディスカッションイベントを2026年3月26日(木)に大阪市都島区のQUINTBRIDGEで開催すると発表した。

同協会は、スマートフォンやSNSの利用開始年齢が下がる中で、知識の注意喚起だけでは防ぎにくいトラブルが増えているとして、体験と対話を中心にした学びの機会を提供。警察庁によると、SNSを通じて犯罪被害に遭った18歳未満の子供のうち、年齢別で最も多いのが11歳(71人)で、次いで12歳(57人)となっている。

同協会によると、10歳前後でスマートフォンを持ち始め、操作に慣れた時期に危機意識が薄れ、被害につながりやすいとしている。

被害のきっかけとして挙げるのは、InstagramやTikTok、ZEPETO、オンラインゲームなどの遊びの場だ。加えて、家庭内ではゲームへの高額課金に関する相談も続いており、自治体の消費生活センターなどでも優先度の高い課題になっているという。同協会は、こうした状況に対して、禁止を重ねるだけではなく、子供自身が場面ごとに考え、行動を選ぶ力を育てる必要があるとする。

SNSをきっかけにした児童被害の内訳
被害のきっかけとなったSNS

イベントでは、自らの選択がどんな結果を招くのか、疑似体験を通じて自分事化する「ここスマカード」を利用。大人も小学生役になって参加し、SNSトラブルを当事者の立場で考える構成とした。

疑似体験を通じて自分事化する「ここスマカード」の体験ワークショップを実施
「ここスマカード」を使った子供の対話イメージ

事例は3段階で、友達の「変顔写真」を無断で投稿する行動や、親に内緒でゲームに高額課金するトラブル、オンラインゲーム経由で写真送付を求められる犯罪被害を取り上げる。いずれも子供の想像力を養い、家庭内でルールを話し合うことの大切さのほか、断る力や大人に相談する力を学ぶことが可能だ。

特に、大人が「危ないからダメ」と禁止することで、子供がトラブルを自分一人で抱え込む状況から、子供自身が「何か変だ」と直感的に気づき、行動前に立ち止まって、すぐに大人にヘルプを出せる状態への転換を目指す。

当日は、物語形式の動画で登場人物の視点を追体験しながら、画面の向こう側にいる相手の感情や状況を考える。その後、「ここスマ」の体験ワークショップと、教育現場・行政・地域でどう広げていくかを考えるディスカッションを行う。

同協会理事長の玉井知世子氏は、「課金トラブルや性被害を防ぐには、子供自身が課題に向き合い、自らの選択がどのような結果を招くのか、疑似体験を通じて自分事として捉えることが重要」とコメントしている。また、親や教員だけでなく、地域住民のような第三者の伴走が子供の本音を引き出す面もあるとし、多世代で子供を見守る仕組みづくりの第一歩にしたい考えを示した。

■イベント概要
日時:2026年3月26日(木)14時〜16時30分
会場:QUINTBRIDGE
住所:大阪市都島区東野田町4丁目15-82
内容:
 [講演]最新データから見る子どもたちのSNS環境と「心の教育」の必要性
 [体験]カードゲーム「ここスマ」体験ワークショップ
 [ディスカッション]教育現場・行政・地域でどう広げていくか
対象:学校・教育関係者、行政担当者、保護者、小学生
参加費:無料
申し込み:PeatixのWebページより(事前申し込みが必要)