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発達障害と不登校に焦点を当てた書籍が重版3刷に、臨床歴30年以上の医師が対処法を紹介

株式会社バトン社が、発達特性を持つ子供の不登校に焦点を当てた書籍『発達障害・「グレーゾーン」の子の不登校大全』が重版3刷になったことを発表

株式会社バトン社は、2025年6月21日に発売した書籍『発達障害・「グレーゾーン」の子の不登校大全』(本田秀夫 著)が反響を呼び、1週間で重版が決定、7月に3刷に達したことを発表した。

同書は、発達特性のある子供の不登校を正面から扱った書籍として注目されている。著者の本田氏は臨床経験30年以上の児童精神科医で、信州大学医学部の教授としても知られる。学校に行きたくないという子供のサインを「最終段階」と捉え、早期対応の重要性を伝えている。

同書では不登校への基本対応として、「休養」「相談しやすい環境づくり」「親子関係の維持」を挙げており、親や教員に向けて「やってほしい対応」と「やってはいけない対応」も具体的に紹介。イラストを交え、不登校の経緯について15の相談例を解説した。

「Q1 子どもはどんなときに不登校になるの?」
「Q4 不登校の問題は学校にある? 家庭にある?」

巻末には「親から教師に 子どもの悩みを相談しやすくするためのシェアシート」を特典として用意しており、バトン社の公式サイトから無料でダウンロードが可能だ。保護者や教育関係者からは、「具体的な事例がたくさんあってわかりやすい」「本当に頑張るべきなのは子供ではなくて、大人の側なのだということに、ようやく気付いた」といった声が多数届いている。

巻末特典「親から教師に 子どもの悩みを相談しやすくするためのシェアシート」
口頭の相談で十分に伝わらない場合を考慮し、シェアシートに「よくある悩み」を1ページごとにまとめている

著者プロフィール

本田秀夫(ほんだ ひでお)

信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授・同附属病院子どものこころ診療部部長。
長野県発達障がい情報・支援センター「といろ」センター長。精神科医。医学博士。

1988年、東京大学医学部医学科を卒業。東京大学医学部附属病院、国立精神・神経センター武蔵病院を経て、1991年から横浜市総合リハビリテーションセンターで20年にわたり発達障害の臨床と研究に従事。2011年、山梨県立こころの発達総合支援センターの初代所長に就任。2014年、信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部部長。2018年より信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授。2023年より長野県発達障がい情報・支援センター「といろ」センター長。発達障害に関する学術論文多数。日本自閉スペクトラム学会理事長、日本児童青年精神医学会理事、日本自閉症協会理事、日本授業UD学会理事。

目次

第1章 子どもが不登校になる原因って何?
第2章 不登校は学校のせい? 家庭のせい?
第3章 発達障害の子は不登校になりやすいってほんと?
第4章 実際にわが子が不登校になったらどうすればいいの?
第5章 不登校の子は将来どうなるの
【巻末特典】
親から教師に 子どもの悩みが相談しやすくなるシェアシート

書誌情報

書名:発達障害・「グレーゾーン」の子の不登校大全
著者:本田秀夫
発売日:2025年6月21日(土)
定価:1,760円(本体1,600円+税10%)
判型:四六版
ページ数:256ページ
ISBN:9784866808574
発行:株式会社バトン社
発売:フォレスト出版株式会社